東御市が防災・減災「地域防災力向上の」取組! ★防災ラジオ全世帯の84%に配置。<東御市議会3月定例会・一般質問>
テーマ:とうみニュース

3月東御市議会定例会は8日、5議員が一般質問を行った。
◆村山弘子議員は、GIGAスクール構想と学習支援ツール、市の学習支援ソフトの利用状況について質問した。
◇市は「コロナ禍」での学習効率化や教育現場の負担軽減などの必要性が増加するなか、学習現場において通信技術などによる情報処理とネットワークを活用した人のつながりやコミュニケーションといった「ICT教育」と「GIGAスクール構想」による”一人一台のタブレット端末”を活用した教育活動を進めている。
学習支援ツールは「アフターコロナ」も見据えて各学校で試用中とした。
市の調査によると保護者家庭の95%にWi―Fi環境が整っている。通学ができない場合などでのリモート授業や健康観察も兼ねて朝のあいさつでは、タブレットを使い児童の顔を見ながら行っているとした。
Wi―Fi環境が整わない家庭には、中央公民館や各地区公民館にWi―Fi環境を整えており対応することとし、こうした家庭にルーターなどを貸出すためには、月々の維持費の家庭負担が可能かを検討しなければならないと答弁した。
◆西山福恵議員は、防災・減災について防災ラジオ、ハザードマップの活用、地域防災力向上の取組について質問した。
◇市は、導入から10年以上となった「防災ラジオ」を更新。
市内全世帯の84%に配置済みとした。
ラジオは高感度の設計。
乾電池などで電源が確保されていれば、災害や緊急時などで通信網や電力が混乱してもラジオが自動起動。
市のコミュニティラジオの「はれラジ」「NHK―FM」ほか4局が受信でき、多くの情報を発信できる重要なライフラインになるとした。
防災、地域情報を携帯電話などで受信できる「はれラジアプリ」は、市の人口の約35%となる1万5000件ダウンロードされているとした。
◇避難所・災害ハザードマップについては、全戸に配布しこれを活用して地域での防災マップづくりを進めている区もあり、地域における自助と共助機能を高めているとした。
今後も、市の広報紙や出前講座などでより多くの市民に周知を図り地域防災力を高めたいと答弁した。
◆市毛真弓議員は、小・中学校の学校給食について新年度の給食費改定の予定と無償化について市の考えについて質問した。
◇市は、給食費は平成26年度以降改定していないが、この間の食材の値上がりが著しい。
しかし、保護者に負担を求めないとし、国の交付金を利用し補填しているとした。
給食費の無償化については、学校給食法により食材料費は保護者負担。
これに係る人件費、設備修繕費などは設置者である市の負担を原則としている。
このようなことから各自治体の財政状況も一律ではなく、市の総合的な施策を検討するなかで無償化をしている他市町村の状況を見ながら判断していきたいと答弁した。
※このほかの質問は次の通り。
◆村山議員▽今後の新型コロナウイルス感染症対策▽移住定住施策の現状と今後ついて
◆西山議員▽支え合い助け合う地域福祉づくりについて
◆市毛議員▽こども第三の居場所開設事業▽東御市高齢者センターについて
◆田中博文議員▽職員のストレスチェック▽高濃度PCBの処分について
◆田中信寿議員▽森林伐採▽市内道路の除雪及び融雪剤散布▽防犯及び不法投棄対策について