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七夕まつり「天の川」を開催!★上田市中央公民館踏入分館、踏入自治会と上田東小PTA踏入支部。

テーマ:上田市ニュース

【七夕飾りをした井戸】
【砂文字の天之川に線香を差す児童ら】

 上田市中央公民館踏入分館、踏入自治会と上田東小PTA踏入支部は6日、七夕まつり「天の川」を開催した。
 児童や保護者、自治会員など約120人ほどが参加した。


 この行事は、同自治会内を通る旧北国街道に唯一残る井戸の横に、砂文字で「天之川」を作り井戸を覆う「東屋(あずまや)」の柱4本に短冊を付けた笹や灯籠を飾る伝統行事。
 昭和25年以降は中断し、平成7年45年ぶりに復活した。
 以降は、同分館を中心に同自治会、同PTA支部などが協力しこの伝統行事を継承、今回で27回目となる。
 日本の七夕行事100選(七夕文化研究会)選定事業。

 PTA役員らは、長引く「コロナ禍」で、不自由な生活を送った児童や地区住民に楽しんでもらおうと、同市海野町の商店から七夕飾りを習い、井戸に飾った。

 また、同自治会では「地区伝統行事として長く記憶にとどめてほしい」ーと、松本市出身のお絵かき芸人ヤポンスキーこばやし画伯(48)にまつりのイラストを依頼。
ポストカードなどにして児童らに配布する。

 土屋陽一市長も駆けつけ、井戸にまつわり先人が飲料水確保に苦労したことや今年旧上田市の水道事業開始から100年になること、水源地が当時の自治会内にあったことなどを話した。

 七夕飾りを習ったPTA踏入支部長の小林博子さんは「力を入れて皆で作った飾り。苦労したがやりがいがあった」とうれしそうに話した。