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上田市別所温泉の「ギャラリー輝」館主、館長、2人の父で画家・池田輝さんの油彩画を「上田女子短期大学」に寄贈! ★「色の詩人」と呼ばれた。

テーマ:上田市ニュース

【正面玄関エントランスに飾られた油彩画「二人」。
右から髙瀬さん、池田さん、小池学長】

 上田市別所温泉の「ギャラリー輝」館主、池田敏郎さん(64)と館長の髙瀬麻美さん(62)は、2人の父親の画家、池田輝さん(1932~2005)の油彩画「二人」=F100号=を、このほど同市下之郷の上田女子短期大学に寄贈した。
 池田輝さんは「色の詩人」と呼ばれたていた。

 輝さんは小県郡神川村(現・上田市)生まれ。
 農民美術作家、初代中村實の三男で、中村直人は叔父。
 岡鹿之助に師事し、信州大学教育学部美術科を修了。
 長野県内の小中学校で教鞭を執りながら春陽会に出品。
 1986年から2001年までは、同短大の非常勤講師を務めた。

 同短大は作品を本館正面玄関エントランスに展示。

 小池明学長は「大学改革の一環で『デザインの学び』に取り組んでおり、学生には本物に触れてほしいと思っている。創立50周年の年にいた
だき、ありがたいギフトです」と感謝した。

 「二人」は輝さんが春陽会の会員に推挙された42歳の作品。
 髙瀬さんは「父の創作への追求は厳しく一筆一筆、色を重ねた作品には思いが詰まっている。学生さんに伝わるものがあればいい」とあいさつ。

 代表作でありながらこれまでほとんど公開する機会がなく、長く倉庫で保管していたといい髙瀬さんは「外に出してたくさんの人に見ていただきたいとずっと考えていた。『二人』はここに来るべき作品で、きっと父もこれを選んだと思う。感無量です」と話した。