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上田法人会塩田支部が講演会! ★市上田城跡整備室長の和根崎剛さんが「上田城跡櫓と武者溜り復元構想~上田城のこれから」と題して話す。

テーマ:上田市ニュース

【講演する和根崎さん】

 上田法人会塩田支部(岡田宝正支部長)はこのほど、市塩田公民館で講演会を開いた
 市上田城跡整備室長の和根崎剛さんが「上田城跡櫓と武者溜り復元構想~上田城のこれから」と題し講演した。

 和根崎さんは「江戸時代の上田城には7つの櫓と2つの櫓門が建っていた。現状は櫓3つと櫓門が1つあるが、このうち江戸時代から残っているのは西櫓のみ。市はお城の景観を復元し、市民の誇りとして後世に伝えたいと復元整備の取り組みを進めている」と説明。

 「7月から500万円の懸賞金をかけて資料の提供を呼びかけており、これまでに20件弱の情報が寄せられたが、いまのところ復元に直結するものはない。求めているのは幕末から明治20年ころに撮られた古写真だが、昭和初期の写真でも必要な情報を得られる場合があるので協力いただきたい」と呼びかけた。

 また、現在進めている旧市民会館周辺の調査について「旧市民会館は来年12月以降に解体着手を予定。解体後に武者溜りや三十間堀、冠塀台といわれる石垣を復元し、この一帯を江戸時代の姿に戻すことで観光の目玉として使っていけるよう整備を進めていきたい。発掘調査はいままさに冠塀台の基礎の部分を調査しており、きょう現在でおおむねの位置が分かる痕跡が見つかり始めた」と報告。

 櫓は外観も内部も当時のままに正確に造る「復元」ではなく内部を利活用しやすいよう整備する「復元的整備」を目指していくとし「なるべく早く実現できるよう取り組んでいきたい。11月の上田城紅葉まつり期間中には発掘現場を見ていただく機会をつくるので、ぜひ足を運んでいただき、これから上田城が大きく変わっていく姿を想像しながら上田城の魅力に触れていただきたい」と述べた。

 講演を聞いた窪田富子さんは「1つひとつ検証しながら苦労して作業を進めていることが分かり、関心を持つことの大切さを実感しました」と話していた。