「冬の観光客安全対策(拡大)連絡会議」を上田市の長野県上田合同庁舎で開く!
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冬の観光シーズンを前に「冬の観光客安全対策(拡大)連絡会議」が11月29日に長野県上田合同庁舎で開かれた。
スキー場や雪山などの安全対策を確認するため、上田地域の関係者が集った。
会議冒頭で、上田地域振興局の柳沢由里局長は「昨年と違い、新型コロナの感染防止対策の徹底をしながら、社会経済活動を維持するため、両立する取り組みをお願いします。県としては、昨年に続き冬のアクティビティ割、体験型修学旅行などの誘致支援事業を実施します。昨シーズン、当地域のスキー場を利用したのは44万5000人で、コロナ前の92%まで回復している。今シーズンはさらに増加することを願っている。訪れる観光客が安心して観光やウインタースポーツを楽しめるよう、安全で快適な観光地づくりを一緒に目指したい」とあいさつ。
北陸信越運輸局鉄道部索道課からリモートで、スキー場のリフトに関係した事故について、発生件数や事故の要因、対策について説明があった。
同運輸局管内での令和3年度の人身障害は11件。
子どもが途中でセーフティーバーを上げて落下した乗客の不注意。
緊急停止しなかった係員の不注意などがあった。
ゲレンデ内の上田地域での事故は
人との衝突が48件
リフト支柱や樹木などとの衝突が7件
単独での転倒が290件ーなど
ドクターヘリでの対応もあった。
消防側からは、救急車の要請の際、向かう場所の具体的な説明や、救助活動を伴うものかの状況説明などを求めた。
警察側からは、インターネットで個人が気軽に売却できる状況も踏まえ、スキー板などの盗難対策の啓発を行うよう要請もあった。
高価なスキー板などもあるため、休憩などでスキー板を立てかけて置く場合に、チェーンロックなどが効果的という話しも出た。
山岳遭難では、今年は県内での発生が例年以上に多い状況。
上田地域の冬期の遭難は、昨年2月に四阿山で20歳代2人が、日没で暗くなり道に迷って行動不能となった。
装備不足のため朝まで待てないと判断され、県警機動隊が通常は行わない夜に救助を行った。
訪日外国人旅行客の「発熱時の対処」について説明もあった。