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丸子修学館高等学校が「創立110周年記念式典」を行う!

テーマ:上田市ニュース

【創立110周年記念式典】

【下村実行委員長】
【西澤校長】
【西山生徒会長】

 

【県教育委員会】

【記念事業紹介と受付】

 上田市の長野県丸子修学館高等学校・創立110周年記念事業実行委員会は5日「創立110周年記念式典」を、丸子文化会館で行った。

 丸子修学館高校は、明治45年に小県郡組合立丸子農商学校として設立し、大正11年に県立に移管、翌年現在地に校舎を新築移転。
丸子農工学校を併設、昭和23年に丸子実業高等学校になった。
翌年、丸子町立丸子実科高等女学校からの丸子高等学校を統合。
平成19年に東信で初めての総合学科への再編から現在の校名になった。

 「新型コロナ対策」で多くの生徒がリモートで学校の各教室で中継を見守る中、大ホールで式典を行った。
 多くの同窓生や来賓らが出席。

 ホール入口付近で、創立110周年記念事業で行った正門改修について紹介。
令和3年度の3年生による総合研究から、老朽化した正門を全面的に改修した経過、同窓会が発注し、設計・施工は高校の工業分野が担当したことを写真と共にパネルで展示した。

 創立110周年記念事業実行委員長の下村栄・同窓会長は「110周年の記念すべき年を迎えた。今日までの卒業生は3万2000余名で、各地、各分野で多大なる功績があった。
本年は野球部が創部100周年を迎えた。地域の皆さまにも協力を得て、本日、記念講演会、記念式典を開催する。これまで野球部の活躍は、丸子実業時代、春夏合わせて10回、丸子修学館になって春1回、計11回の甲子園出場を果たしている。野球場には県外の強豪校がしばしば訪れた。元読売巨人軍の江川投手も訪れ、練習試合の登板では本校の先輩がホームランを打った。当時、私はまだ、小学生でしたが、地域の子どもたちに大きな夢を与えてくれる存在でした。記念式典を契機として、丸子修学館高校がますます発展・躍進してほしい」とあいさつ。


 西澤国之校長は「開校以来、栄光と苦難の歴史があったが、一貫として質実剛健の気風、自主創造の精神、地域と共に温雅協調して実践を尊ぶ校風が受け継がれている。総合学科の特色であるキャリア教育の先進校として取り組んでいる。丸子実高時代の多様な学科の歴史を引き継ぎ、数多くの講座、150を超える科目選択を用意し、生徒の多様な進路実現に対応している。地域連携や高大連携、インターンシップなど多様なキャリア教育に取り組んでいる。全校生徒の皆さんには、これからの時代に対応した新しい校風や伝統をつくることに大きな期待をしている」。

 県教育委員会からのあいさつや、県高校校長会からの祝辞もあった。

 西山結菜生徒会長は「110年の時間は途方もなく長く感じ、先輩方がさまざまな方面で活躍され、本校を支えてくださっている。ここ数年、新型コロナで以前のような学校行事や、地域との交流の機会がありませんでしたが、今年度は文化祭などたくさんの行事を行うことができた。これから150年、200年と続くよう、最善を尽くしたい」と語った。

 記念講演会では、お笑い芸人のゴルゴ松本さんが「命の授業」をテーマにして行った。
 野球部創部100周年記念式典は同日、かたぎりで行われた。