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小諸警察署と小諸防犯協会連合会女性部「電話でお金詐欺防止」の啓発活動を行う!

テーマ:小諸市ニュース

【寸劇で、電話でお金詐欺の手口を説明する女性部】

 小諸警察署と小諸防犯協会連合会女性部はこのほど、電話でお金詐欺(特殊詐欺)防止の啓発活動を、小諸市の区長研修会で行った。

 女性部は、寸劇で詐欺の手口を紹介。息子や警察を装った犯人が、一人暮らしの女性宅に電話をかけ、お金をだまし取ろうというオレオレ詐欺の設定。
 女性は、息子が困っているという電話を受け心配し、警察からも連絡が来たことで焦り、お金を用意しようとしてしまう。
しかしいったん落ち着いて、本物の息子の携帯電話に連絡したことで、犯人のウソに気が付き、被害を免れた。

 同署は、生活安全・刑事課生活安全係長の坂巻晴彦さんの講話などで被害防止を訴えた。
今後、発生するとみられる手口として、金融機関合併に便乗した詐欺について注意喚起。
家族以外にキャッシュカードや現金を渡さないことを呼び掛けた。
 
 長野県内では、今年9月末までに、135件3億9574円の電話でお金詐欺が発生。
 件数は、前年同月比23件増、被害額は同比1億8381万円増となっている。
また、市内でも前年を大きく上回る、6件5365万円の被害が出ている(10月26日現在)。

 出席した依田勝彦市区長会会長は「特殊詐欺はもちろん、車上荒らし、空き巣、子どもや女性への犯罪、インターネットやSNSの非行など、どの被害にも遭わないようにしたい。防犯パトロールを実施する区もあると思うが、年末は家族全員で自宅の防犯対策を見直してほしい」と述べた。