「農林水産祭」2022で、上田市の稲倉の棚田保全委員会が「むらづくり部門」で「天皇杯」を受賞!農林水産省と日本農林漁業振興会が毎年行う
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上田市の稲倉の棚田保全委員会が、第61回「農林水産祭」の「むらづくり部門」で「天皇杯」を受賞した。
同水産祭は、農林水産業者の技術改善や経営発展のため、農林水産省と日本農林漁業振興会が毎年行っている。
11月23日、東京の明治神宮会館で式典に臨み。
同25日に上田市役所で、土屋陽一市長に報告した。
農林水産祭の表彰は、天皇杯、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会長賞がある。
対象は、過去1年間に農林水産祭参加表彰行事で、農林水産大臣賞を受賞した392点の中から中央審査委員会が決定したもの。
各賞には、農産・蚕糸部門、園芸部門など7部門がある。
「むらづくり部門」で天皇杯を受賞したのは、長野県内では2回目。
受賞報告には、式典に出席した稲倉の棚田保全委員会の久保田良和委員長、豊殿まちづくり協議会の中村直美会長らが訪れた。
久保田委員長は「稲倉の棚田保全委員会でいただいたが、これまで長年の保全活動の中で皆さんが積み重ねてきた総合力で受賞できたと思っている。(23日は)明治神宮で新嘗祭が行われ、厳粛で歴史を感じる式典を前列で拝見することができ、式典で天皇杯をいただいた」と受賞の様子を語った。
受賞について「現在はまちづくり協議会だが、豊殿地区の振興会が平成5年にでき、その中で棚田の保全が続けられ、長年の活動、位置づけがあり、近年の営農、さまざまな取り組みが評価を受けたと聞いている。立派な賞の報告ができて感謝している」と話した。
土屋市長は「大きな賞の受賞。多くの皆さんの知恵と汗をかいて美しい棚田を先人から受け継いで保全活用している。上田市にとっても稲倉の棚田は貴重な宝だと感じている。行政としても努力して支援を進めたい」と語った。
今月、地元で受賞を祝う式を予定。