「蘇民将来符」を作り始める「蘇民切り」が上田市国分の信濃国分寺で行われる。
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「蘇民将来符」を作り始める「蘇民切り」が1日、上田市国分の信濃国分寺(塩入法道住職)で行われた。
蘇民講(金井寛会長、11人)が切り始めを行った。
蘇民将来符とは、厄除け子孫繁栄を願う蘇民信仰の護符。市指定民俗文化財。
全国各地にある蘇民信仰では、さまざまな形状の護符が伝承されている。
信濃国分寺は、白いドロヤナギを六角柱にし「大福」「長者」「蘇民」「将来」「子孫」「人也」の文字や厄除けの模様など書き込まれている。
蘇民講の護符には、七福神などの絵が入る「絵蘇民」もある。
今回のドロヤナギは菅平高原と南牧村のものを使用。
菅平高原からは、人力では動かせないほどの大木が入手できた。
切り始めでは、蘇民講のメンバーが集まり、護符の頭の部分を六角すいの形に切り出すことなどに用いる伝統の「蘇民庖丁」を使い、上半身の体重を乗せながら力を込めて切り出していた。
金井会長は「健康と家運繁栄を願ってつくっている。講のメンバーは40歳から88歳。伝承も課題になっている」と話す。
今回、初参加のメンバーもおり、団体職員の金井剛さん(53)は、周囲の先輩にコツを教えてもらいながら切り出していた。
護符を頒布する大縁日について、塩入住職は「昨年まで新型コロナのため参拝される皆さんが分散するように日程を長くしていたが、今回は本来の日程に戻す。安心して参拝してもらいたい」と話していた。
護符は「3寸から8寸(約9㎝から24㎝)」の大きさの違う「6種(小さいお守りタイプを除く)」がある。
1万2000体から1万3000体が準備される。
頒布習俗は「国選択無形民俗文化財」。
例年は5万人から6万人が訪れる。
今回の八日堂大縁日の1月7日と8日は日曜と祝日と重なることから、家族連れなど多くの参拝者が見込まれる。
7日は、午前10時ごろから午後11時ごろまで。
8日は、午前8時から午後4時ごろまで。
蘇民講による護符は、8日の朝8時から頒布される。



