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「信州たけし里山暮らし暦づくりワークショップ」を、武石地域総合センターで行う!上田市武石地域の有志と長野大学環境ツーリズム学部松下ゼミ

テーマ:上田市ニュース

【グループに分かれて話し合う武石住民と松下ゼミ生】

 上田市武石地域の有志と長野大学環境ツーリズム学部松下ゼミはこのほど、地域活性化に向けた「信州たけし里山暮らし暦づくりワークショップ」を、武石地域総合センターで行った。

 地元団体「信州たけしのロマンと魅力を掘り起こし発展させる会(武石ロマンの会)」や、同大学松下重雄教授ゼミナールの2、3年生11人が担当する武石チームが中心となって進めている”住民主体の地域活性化活動”の一環。

★活動目的は
 地域資源の発見と再認識
 武石の知名度の向上
 観光客の誘致や雇用創出
 地域への誇りや愛着の向上
 経済効果創出ーなど。

 ワークショップは3回目。
住民しか知らない魅力を探り、それに基づく体験プログラムの提案が目標。
 また、観光を一緒に考えることで、さらなる地域づくり活性化のきっかけづくり、住民の地域に対する意識向上、観光に対する関心の向上などを目指す。

 具体的には、地域の自然や人の活動などをまとめた生活季節暦「フェノロジーカレンダー」付のパンフレット作成。
里山暮らしを観光資源とする住民主体の体験型ツーリズムの展開を進めている。

 この日までに、自然とアクティビティをテーマとした暫定版生活季節暦が制作されている。
あわせて、提案する体験プログラムは、地域特性を生かしながらも新規性のある内容とする方針を打ち出した。

 この日のワークショップでは、ゼミ生8人と、地域住民約20人が参加。
グループに分かれて、地域住民の日々の仕事や生活などの意見を共有しながら、生活季節暦や体験型ツーリズムの内容を煮詰めた。

 ゼミ生の坂田瑞希さん(3年)は「手芸体験やアスパラ収穫体験など、地域の人が今やっていることを生かしてできる事業を検討している」と話した。 

 武石ロマンの会の松井幸夫会長は「観光協会などとともに、武石を一大観光地にしようと活動してきた。ただ、観光資源は多いが、まだあまり世に出ていない。生活季節暦をPRに役立てるなど、学生の皆さんの力をお借りして取り組んでいきたい」と話した。