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「木曽義仲ステッカー」やオリジナル菓子「まるころ」を作成! ★長野県立大学のグローバルマネジメント学部、二本松泰子教授が指導する「発信力ゼミ」

テーマ:上田市ニュース

【贈呈されたステッカーなどを持つ出席者】
【学生によるプレゼンテーション】
【ステッカー】

 長野県立大学のグローバルマネジメント学部、二本松泰子教授が指導する「発信力ゼミ(1年生が履修)11組」は、上田市丸子地域にゆかりの木曽義仲による地域活性化を研究。
 「木曽義仲ステッカー」やオリジナル菓子「まるころ」を作成した。
 これらの関連品の贈呈式を1日に丸子地域自治センターで行った。

 丸子で研究を行った11組は、木曽義仲公と巴御前について、ゆかりの地を巡るなどフィールドワークを行った。
丸子や義仲公、巴御前を多くの人に知ってもらう形あるものとして、若者に人気なステッカーづくりとスイーツづくりに取り組んだ。

 ステッカーは、学生一人ひとりがフィールドワークを通して発想したオリジナルのデザインで「義仲桜」を取り入れたもの、家紋の「笹竜胆(ささりんどう)」を用いたもの、義仲公と巴御前のイラストなどで作成した。
 ステッカーを紹介するチラシも作成。

 スイーツは、半年で上京して平家に勝利した義仲公が素早くエネルギー補給した勝負飯から発想したエナジーボール「まるころ」を考案。
 ネーミングは、丸子の地名を取り入れ、若者でも簡単に作れるレシピ。
地産地消で丸子のクルミを使用する観点などから、ミックスナッツ、デーツ、オートミールを混ぜ、砕いたクルミを加えたものを直径4センチ大に丸め、トッピングで「ココナッツパウダー(源氏の旗の色)」「ストロベリーパウダー(義仲桜の色)」「ココアパウダー(義仲桜の幹の色)」「抹茶パウダー(丸子の自然をイメージ)」をまぶしたもの。

 「まるころ」を広く知ってもらう手段として、義仲公や巴御前と丸子とのつながりと、作り方を紹介する短い動画を作成し「YouTube・Shorts」で発信。
 「まるころ」の紹介と動画につながるQRコードを掲載したチラシも作成した。

 贈呈式にはゼミの学生でグローバルマネジメント学部と健康発達学部の5人と二本松教授、木曽義仲信州丸子会の小林秀男相談役、松山二三会長、深井武文副会長、飯嶋繁夫副会長、中村尚文丸子地域自治センター長らが出席。

 学生からステッカーシート80枚、ステッカー紹介のチラシ200部。「まるころ」を紹介したチラシ200部が贈呈された。
動画の上映、今回の寄贈品についてのプレゼンテーションも行った。

 見た目もかわいらしい「まるころ」を試食した松山会長らは「学生の皆さんの柔軟な発想で取り組まれ、とてもありがたい。まるころはとてもおいしいく、商品化してもよいと思う。良い方向に転がってほしい。これからも丸子に来てもらい、発展に寄与してもらえばありがたい」と語った。

 「まるころ」に関わった上田市中之条出身の加藤瑠千亜さんは「(ゼミで研究するまで)丸子が木曽義仲とのつながりがあることを知らずにいたが、大学で地元を見つめなおすことができた。小さな頃から歌っていた『信濃の国』で登場する旭将軍とつながったことで、改めて地元の良さに気付かされ、よい経験になった」と話していた。

 ステッカーなどは丸子地域自治センター、丸子公民館、図書館などに設置して活用する予定。

 二本松教授のゼミが丸子地域の活性化で活動しているのは、令和2年度から。
 来年度は「コロナ禍」のため、できなかったイベントなどにも取り組みたいとしている。