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上田市の上田東高校の生徒が「ライフプラン」について学ぶ! ★長野県司法書士会が会員を講師として県内の高校に派遣する「高校生のための司法書士市民法律教室」

テーマ:上田市ニュース

【ライフプランについて話す内藤さん】

 長野県司法書士会は会員を講師として県内の高校に派遣する「高校生のための司法書士市民法律教室」を15日までに、長野県内9校で実施した。

 上田市常田の上田東高校ではこのほど、3年生約250人を対象に開講。同市小牧の司法書士、竹村茂明さんら2人の会員が訪れて身近に潜む悪質商法などについて話した。

 竹村さんは「令和4年に成人年齢が18歳に引き下げられ、3年のほとんどの皆さんは単独で有効に法律行為ができることになっている。契約が成立すると責任が発生し、その責任を一方的に反故にしてしまうと強制執行や損害賠償請求をされることもあります」と語りかけた。

 また、キャッチセールスやアポイントメントセールス、マルチ商法などの悪質商法について紹介。
 「もし契約してしまったらクーリング・オフや中途解約などの救済手段がある。1人で悩まないで相談してほしい、無料で相談できるところがたくさんあります」などと話した。

 講演後に生徒代表の増田圭輔さんは「わたしたちは自分自身で契約などについて管理していかなければならないことが今後、たくさん出てくると思う。その時にこの話を思い出して生かしていきたい」とお礼の言葉を述べた。

 生徒は3日間にわたり7つの講座ごとに、アクサ生命保険(株)首都圏第四FA支社のマネージャー、内藤博章さんとフィナンシャルプランアドバイザーの葦澤健作さんから話を聞いた。

 a講座で内藤さんは「これからは自分で考えて行動していかなければならない多様性の社会になり、ライフプランニングは必須」と説明。
 「人生のなかで予測できる支出のうち老後は誰にも共通する課題で、教育や住宅のようにローンもない。自分にとって必要な備えをいまから考えていく必要がある。つみたてNISAやiDeCo、変額保険などの資産形成についても意識してほしい」と語りかけた。

 授業を受けた荻原大河さんは「いままでライフプランについて考えたことはなかったが、投資についての話などを聞くことができてよかった」と話していた。