ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

「長野県将来世代応援県民会議」の「上田地域会議」が上田合同庁舎で開かれた! ★来年度事業などを話し合う。

テーマ:上田市ニュース

【5年ぶりの上田地域会議】

 「長野県将来世代応援県民会議」の「上田地域会議」が、5年ぶりに上田合同庁舎で開かれた。
 来年度事業などを話し合った。
 同県民会議は、青少年の健全育成など県民全体で将来世代を応援する組織。

 子育てなどに関係する幅広い団体が出席する会議で、座長は上田地域振興局長。
 平成29年からスタート、若者と意見交換をしながら取り組み方針を決めたが「新型コロナ」の影響で、全体会議を行うことができずにいた。

 会議ではこれまでの経過報告、令和5年度事業として、青少年健全育成活動の街頭啓発への参加、有害図書類自動販売機の調査、フードドライブへの協力など。

 上田地域の「こども食堂・信州こどもカフェ」の現状と課題の報告があった。
上田地域17のこどもカフェを活動内容別に「貧困対応型」「多世代交流重視型」「子育て中ママ対応重視型」「引きこもりがちなこども支援型」の4種類に分類。貧困対応型、多世代交流重視型が多いとした。
 課題として、食品価格の高騰で開催費用が増えていること。
 ボランティア不足、こどもへの周知不足があり、冷蔵・冷凍食品の保管の課題には、地元企業の上田冷蔵(株)が協力しているとした。

 2月23日に行ったドキュメンタリー映画「ゆめパのじかん」上映会、竹内延彦氏講演会の様子と成果の報告もあった。

 来年度事業として、今年度と同様な事業を行うことになった。
 出席者から、少年非行で再び万引きなどが増えていること。
 SNSに関係して児童ポルノなどの犯罪の増加。
 民生委員・児童委員の活動。
 コミュニティスクールの存続で人材面の課題ーなどの話題もあった。

 ほか、近い将来を支える「若者・青年世代の社会参加が少ないこと」が、長期にわたって地域課題を解決する力の欠如として大きな社会問題になっていると指摘する意見もあった。