上田市の第三中学校の生徒が「乳幼児や保護者と触れあって交流する」体験型の授業を行う!
テーマ:上田市ニュース
上田市中央北、市立第三中学校は11日、3年生130人を対象に「乳幼児や保護者と触れあって交流する」体験型の授業を行った。
信州おやこさんぽ代表の野々村奈緒美さん(39)の呼びかけに応じた市内外の母親13人がそれぞれ生後5カ月から1歳半までの子どもと一緒に来校。
生徒は4、5人のグループで輪になり、母親から妊娠や出産、子育てについて話を聞いた。
赤ちゃんを抱っこしたり、はいはいする子の後を追いかけたりして、とまどいながらも柔和な表情で交流。
初めて赤ちゃんを抱っこした熊木孝芽さんは「どうしたらいいのか分からなくて泣かれちゃったけれど、腕の中の赤ちゃんはやわらかかった」。
妊娠中のエコー写真などを見た清水小桜(さお)さんは「こんなに小さかったのに、いまは笑ったり動いたりしていて、人ってすごいと思った。出産は痛そうで恐いけど、いずれは赤ちゃんを産んでみたいと思うようになった」と話していた。
東御市田中の村山彩真さんは生後11カ月二女、ななかちゃんと参加し「真剣な眼差しで聞いてくれてうれしかった。赤ちゃんはみんな頑張って生まれてくる。(中学生も)自分自身を大事にして生きてほしい」とエールを送る。
養護教諭の古村洋子さんは「赤ちゃんは苦手、妊娠や出産のイメージがもてないという生徒もいたが、乳幼児と触れあって優しい表情をしていた。実際に体験することの大切さを実感しました」と話した。