ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

上田市の第三中学校の生徒が「乳幼児や保護者と触れあって交流する」体験型の授業を行う! 

テーマ:上田市ニュース

【赤ちゃんと触れあう生徒ら】
【とまどいながら赤ちゃんを抱っこ】

 上田市中央北、市立第三中学校は11日、3年生130人を対象に「乳幼児や保護者と触れあって交流する」体験型の授業を行った。

 信州おやこさんぽ代表の野々村奈緒美さん(39)の呼びかけに応じた市内外の母親13人がそれぞれ生後5カ月から1歳半までの子どもと一緒に来校。
 生徒は4、5人のグループで輪になり、母親から妊娠や出産、子育てについて話を聞いた。
 赤ちゃんを抱っこしたり、はいはいする子の後を追いかけたりして、とまどいながらも柔和な表情で交流。

 初めて赤ちゃんを抱っこした熊木孝芽さんは「どうしたらいいのか分からなくて泣かれちゃったけれど、腕の中の赤ちゃんはやわらかかった」。

 妊娠中のエコー写真などを見た清水小桜(さお)さんは「こんなに小さかったのに、いまは笑ったり動いたりしていて、人ってすごいと思った。出産は痛そうで恐いけど、いずれは赤ちゃんを産んでみたいと思うようになった」と話していた。

 東御市田中の村山彩真さんは生後11カ月二女、ななかちゃんと参加し「真剣な眼差しで聞いてくれてうれしかった。赤ちゃんはみんな頑張って生まれてくる。(中学生も)自分自身を大事にして生きてほしい」とエールを送る。

 養護教諭の古村洋子さんは「赤ちゃんは苦手、妊娠や出産のイメージがもてないという生徒もいたが、乳幼児と触れあって優しい表情をしていた。実際に体験することの大切さを実感しました」と話した。