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上田市が「統合クリーンセンター・資源循環型施設整備事業」環境影響評価の準備書説明会を開く! ★「全項目で基準満たす」

テーマ:上田市ニュース

【秋和での説明会であいさつする土屋連合長】

 上田地域広域連合と上田市は清浄園用地を建設候補地として進めている「統合クリーンセンター・資源循環型施設整備事業」の環境影響評価・準備書で、1年間の現地調査の結果などを示す「最初の説明会」を秋和自治会で行った。
 調査の結果、全ての項目で基準を満たし、安全安心の科学的根拠を示すものとなった。
 集まった住民からは、継続的な調査やまちづくりなどについて質問や意見があった。
 上田市長の土屋陽一連合長は「環境影響評価が完了する令和6年度中には、清浄園用地を資源循環型施設の建設地として、正式に決定したい」とした。

 環境影響評価の準備書は、配慮書、方法書、準備書、評価書の4段階ある手続きの3段階目。
 令和4年から5年にかけて、煙突排ガスに伴う大気質や土壌汚染、施設の稼働・存在に伴う騒音・振動や悪臭、景観、日照阻害、温室効果ガス、施設工事・稼働・存在に伴う地下水、廃棄物搬出入車両の走行に伴う大気質や騒音・振動など調査。
 総括としては、それぞれの基準を満たしていることから「建設工事期間及び稼働開始(供用)後も、安全・安心な生活環境を守ることができる」とした。

 調査結果の一例として、煙突排ガスに伴う大気質では、事業実施区域内と周辺4地点の二酸化硫黄、二酸化窒素、浮遊粒子状物質、塩化水素、水銀、ダイオキシン類を調査。
いずれも環境基準を大きく下回る結果となった。
 予測結果でも「最大濃度の地点でも、濃度は現状と大きく変わらない」とし、評価結果は「将来も基準を下回り、環境へ与える影響は小さい」とした。
◆保全措置として
 ▽適正で信頼性の高い排ガス処理設備を導入
 ▽設備機器は、定期的に点検をして、常に正常な状態を保つ
 ▽排ガスの常時監視を行い、電光掲示板等で公表ーとしている。

 工事中の影響、事後調査の計画、地元と「仮称・公害防止連絡員会議」をつくって監視を行うモニタリングについても説明。

 施設の周辺整備事業は上田市の事業で、清浄園の北側3万6500㎡を候補地として「アクアプラザ上田の移転」を含めた余熱を活用する「地域交流拠点施設」の整備と「公園緑地」の整備を計画。
 今後もパブリックコメントなど広く意見を募りながら進めるとした。

◆説明会の参加者からは
 今後の地下水調査の要望
 環境影響評価後の進め方への質問
 この地でいわゆる迷惑施設が100年以上設置されないように資源循環型施設以降は再度設置しないことを求めるもの
 水害についての質問
 地域のまちづくりの進め方への要望
 余熱利用
    ーなど、さまざな質問や意見、要望があった。

 土屋連合長は「貴重な意見をいただき、しっかり受け止めたい。資源循環型施設は安全安心な施設の実現を最優先とし、環境影響評価の準備書で、対象とした全ての項目でそれぞれの基準を満たしている。環境に与える影響は小さく、安全安心であり生活環境を守れることを示すことができた。さらなる環境保全措置に向けた対策を行うことで、環境への影響を低減させ、周辺地域の皆さまと公害防止の枠組みをつくり、継続的に周辺環境の監視を行い、将来にわたる安心につなげたい。環境影響評価が完了する令和6年度中には、清浄園用地を資源循環型施設の建設地として、正式に決定したい。地元の皆さまとの大詰めの話し合いを行いたい。もう一つの柱、地域のまちづくりについても、この地域の発展のため取り組みたい」と語った。

◇  ◇

 説明会は5月30日まで7回の予定で開く。
 準備書の公告縦覧は5月中旬から1カ月、長野県のホームページ、上田市環境部環境政策課、東御市市民生活部生活環境課、青木村住民福祉課、長和町町民福祉課、坂城町住民環境課、上田地域広域連合事務局で行う。意見書提出は、公告縦覧期間と期間後2週間が期間。
 
 詳細は上田地域広域連合のホームページに掲載予定。