上田市の上田西高校ECC部の国際ボランティアチームが「Discover Ueda」を上田市に寄贈! ★英文で制作した「市の観光ガイドブック」
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上田市下塩尻の上田西高校ECC部の国際ボランティアチームは、英文で制作した市の観光ガイドブック「Discover Ueda」を上田市に80部寄贈した。
ガイドブック制作は「上田西ロータリークラブ」が「国際ロータリー第2600地区青少年育成事業」として助成。
市役所で開いた贈呈式には下形眞生会長(65)らクラブ役員と、同校3年の岩下真千さん、大田すみれさん、大井彩菜さん、浅田もえさんが参加した。
ガイドブックは昨春から企画を練り、商店街や観光施設を取材しフィールドワークを重ねて完成させた。
可愛らしいイラストの真田十勇士が上田城跡公園や温泉、食べ物などを紹介する内容。
終戦直後に割腹自殺を遂げた特攻教官、遊佐卯之助准尉の慰霊碑や航空機の燃料とするため松やにを採取した跡が残る松などの戦争遺跡についても記述した。
大田さんは「パンフレット制作を通して海外との交流を強く感じ、英語力の向上にもつながった」。
戦争のページを担当した大井さんは「戦争は絶対に繰り返してはいけないという自分の意見を手書きの文字で入れた。戦争体験者が高齢化しており、若いわたしたちが伝えていかなければと思う」と話した。
下形会長は「(生徒は)柔軟な考え方で、自分たちの発想で作り上げた。国際理解を深めて成長してくれた」と話した。
ガイドブックはB5判14ページ。
500部製作。
市はタイで開く旅行博で配布するなどして活用する予定。
同校では、生徒が留学などで海外提携校や姉妹校を訪問する時に持参する。