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「上田バーティカルレースー太郎山登山競走ー」2024が開催! ★上田市の太郎山を駆け上がる。「第10回記念大会」

テーマ:上田市ニュース

【上田駅前でのオープニングセレモニー】
【モンゴルからの選手団】
【大星神社からスタートする応援トレッキング】
【小さな子どもも元気にスタート】

 上田市の太郎山を駆け上がる第10回記念大会「上田バーティカルレースー太郎山登山競走ー」が今年も3日と4日開かれた。
 大勢が上田の自然や街を楽しんだ。
 2日間で約800人がエントリー。
 今回、初めてレースではない「応援トレッキング」も募集し、大会の幅が広がった。
 主催は太郎山登山競走実行委員会(松本大実行委員長)、レース主管は一般社団法人日本スカイランニング協会。

 3日は太郎山でのバーティカルレースで、初級レベルの「真田幸村コース」は標高差700m、距離3・7㎞。初中級レベルの「猿飛佐助コース」は標高差1000m、5㎞。

 4日はスカイレースで、虚空蔵山も含めて登り下りで距離が長く中級レベル「秋和山城コース」は累計標高差2000m、18㎞。
 上級レベルの「塩尻山城コース」は、世界レベルのコースで累計標高差3000m、25㎞。
 エリート部門は「スカイランナージャパンシリーズ開幕戦」も兼ねている。

 応援トレッキングの部について松本実行委員長は「これまでも応援で登ってくれているが、もっと大会の参加者の枠として選択肢を増やした。コロナでできなかった皆で応援する雰囲気をつくりたい。またスカイランニングの敷居を下げ、それぞれのペースで登れるもっと気軽なスポーツにしたい」と話す。

 山をフィールドにしたスポーツ大会では、会場のみで完結しがち。
 しかし、太郎山は上田市街地に近いことから、開会式や表彰式は上田駅前。
競技後に市街地の店舗が利用できるクーポーン券をつけ、地域貢献も考慮した大会になっている。

 3日の上田駅前でのオープニングセレモニーには大勢が集まった。

 松本実行委員長は「これまで10年連続、雨なし、天気に恵まれている。天気が良すぎるので脱水、熱中症に気を付けて」とあいさつ。
 初参加でモンゴルからの選手団も紹介。
 モンゴルの選手は「日本に来られて嬉しい。アジア選手権の時に日本の選手の様子を見て、がんばろうと思い、勉強しに来た。モンゴルにも遊びに来て」と語った。

 レースの参加者には井出庸生衆議院議員も参戦。

 「真田幸村コース」ゼッケン番号1で参加した長和町の長門小1年生の小野沢心優さんは、父親で会社員の真司さん(41)の伴走で初挑戦。真司さんが以前からレースに参加し、心優さんも太郎山に登っていることから「自信ある」と元気にスタートしていた。
 10回の回数を重ねることで、2世代で楽しむ大会になっている。

 スタートの大星神社でも大勢が選手を見送り「青木村義民太鼓保存会」の演奏が力強く選手を送り出した。
 大会を多くのボランティアが支えた。