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「上田市地域エネルギー会社」の名称は「株式会社サントエナジーうえだ」に! ★今月末ごろ設立へ。

テーマ:上田市ニュース

【上田電鉄別所線】

 
 上田市は1日の市議会全員協議会で「上田市地域エネルギー会社」について、今月末ごろに設立。
 同社は「上田電鉄別所線への電力供給」など地域内で再生可能エネルギーを循環させる。
 名称は「株式会社サントエナジーうえだ」。
 上田市が筆頭株主となり、社長には、小相澤隆幸・副市長が就任することなどの説明を行った。
 地域エネルギー会社は、国の「脱炭素先行地域」に上田市の「ローカル鉄道と市民がともに支え合う『ゼロカーボン×交通まちづくり』」が選定を受けた。
このことから、市と地域の資本を中心にして、地域内で再生可能エネルギーを循環させるための実施主体になる会社。

 別所線と別所線沿線6自治会(下之郷、東五加、下本郷、中野、上本郷、十人)の2207世帯、民間67施設、公共6施設をエリア。
 展開する事業は大別して6種類
 ▽小売電気事業 地域内の顧客となる需要家に再エネ電気の小売供給
 ▽自営線マイクログリッド事業 上田電鉄の架線柱を利用して自営線を敷設し、沿線の太陽光発電の電力を上田電鉄に供給
 ▽エネルギーマネジメント事業 電力の調整、設備の制御、需要家に情報提供
 ▽太陽光・蓄電池の設置コストを長期契約期間で回収するビジネスモデルのPPA事業
 ▽発電事業
 ▽リース事業 省エネ機器をリースで提供ー。

 資本金は1990万円。
 株主と出資割合は上田市50・3%。
 上田交通、みやまパワーHD、和晃・Ticket QRがそれぞれ12・6%。
 上田商工会議所、上田市民エネルギーがそれぞれ5%。
 上田信用金庫が2%。

 みやまパワーHDは、本社が福岡県で新電力会社設立や電源調達支援などの事業を全国で展開している。
 社員の人員体制は10月には9人にし、業務量にあわせて14人まで増員する見込み。

 小売事業では、夜間発電できない太陽光を補うために大型蓄電池で調整する計画。
 供給量の目標は令和10年度で年間1000万kWh。
 自営線は別所線の11・6㎞のうち、約7㎞に設置。
 808kWの「太陽光発電設備」を接続して上田電鉄に電力供給、不足分は電力系統から再エネ電力を得ることでゼロカーボン運行を実現させる。

 PPA事業では、顧客の屋根などに太陽光発電設備や蓄電池を設置し、電力を供給、顧客は利用料金を「長期・固定価格」で支払う。
 蓄電池を一緒に設置することから、災害時の電源確保にも役立つとしている。
 令和10年度までの設備導入は公共施設7件、6施設に723kW。
戸建住宅400件に2200kW。
民間施設53件に1049kWを見込む。

 発電事業では、市遊休地での野立て太陽光発電、ため池でも水面に浮かべた太陽光発電を計画。
令和8年度にため池で700kW、野立てで令和9年度に1290kWの設備を導入。
 
 大型蓄電池は、令和7年度から10年度まで毎年4800kWhの設備を毎年導入。
 リース事業では、PPAで契約した顧客に対して、高効率のエアコン、照明器具、給湯器、V2Hなどをリースし、省エネを推進する。

 事業収支は、当初は設備投資など減価償却費が大きいため7年目までは当期純利益がマイナスになる。
 しかし8から9年目に黒字化する見通し。

 売上高は令和7年度が1億5700万円。
10年度には5億3700万円。
 その後は5から4億円台で推移する見通し。