上田市の「塩川工場火災」に「生コン事業者」が活躍! ☆消火の水を供給。☆協定後、初の災害出動。
テーマ:上田市ニュース

10月29日に発生した上田市塩川の神の倉工業団地での「工場火災」では、消火のための水の確保に苦労した。
災害時応援協定により、今回初めて「上小生コン事業協同組合がコンクリートミキサー車で給水」を行い、消火活動に貢献した。
工場火災は29日午後9時過ぎに発生が確認されて消防が出動。火元企業の発表では火災発生時刻は午後8時30分ごろ。
雨天の中で駆け付けた消防が直面したのは、火災の規模に対して使用できる水利の少なさ。
工場付近の消火栓や工場内の水槽だけでは不足。
消防団による河川や池から自然水利、上田地域広域連合消防本部で東御と依田窪南部署にある「水槽車(1万リットル、約10トンを運搬)」2台が出動。
水槽車は、工場付近の消火栓の送水圧に影響しない場所の消火栓から取水し、29日から30日に計37回、工場の水槽に給水した。
近隣の工場も水槽の水を協力。
消火活動では、上田中央と上田南部署のはしご車2台も出動して工場の上から放水。
31日午後3時すぎの鎮火までに、消防本部から164人、消防団から307人、延べ471人が消火活動にあたった。
佐久広域と千曲坂城の消防本部からも化学車と水槽車の応援があり、近年ない山火事に匹敵するような「大規模火災」となった。
水の確保のため、協定により上小生コン事業協同組合(関修一理事長)は30日早朝に要請を受け、組合では加盟各社の生コン6工場へ連絡。
消防からの連絡を受けておおむね1時間半後には、10トンのミキサー車が水を積んで出発する迅速な対応を行った。
各社から18台のミキサー車が出動、30日午後3時40分までに延べ81回の給水を行った。
1台あたりおおむね5500リットルで約5・5トン、44万5500リットルで約445・5トンの水を供給「水量で消防の水槽車を上回った」。
ミキサー車は一度給水して再度水を積む場合に最寄りの生コン工場で積んだため、一部の生コン工場では水槽の水がなくなる状態にもなったという。
初の応援出動のため、想定されていないことだったが、今後はミキサー車への注水方法を工夫する必要が見えた。
組合では「協定後、初めての活動。関理事長が号令し、通常の仕事をしながらも、空いてる車両はどんどん行く体制で各社が協力することができた。地下水を利用している工場が多く、水だけ大量に出荷することは通常ないため、水がなくなった工場もあった。各社の運転士が積極的に協力してもらえたと評価を受けた」と話していた。
☆協力した各工場は次の通り。
(株)上小共同生コン(上田市蒼久保)、(株)シナノ生コン上田工場(上田市下塩尻)、依田川生コン(株)(長和町長久保)、上田生コン(株)(上田市下之条)、(株)SHIOSAWA生コン事業部東部工場(東御市加沢)、(株)高見澤生コン上田工場(上田市殿城)



