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解体が予定されている「旧市民会館見学会」を開く! ◆上田市教育委員会

テーマ:上田市ニュース

【長島さん(手前)の解説を聞きながら屋上を見学する市民ら】
【老朽化したホールを見学する市民ら】
【長野県建築士会ヘリテージマネージャー長島三夫講師】

 上田市教育委員会はこのほど、2025年から解体が予定されている「旧市民会館見学会」を開いた。
 54人参加。
 3グループに分かれ、講師の県建築士会、長島三夫さんの解説で、照明のない薄暗い館内を懐中電灯で照らしながら建築的特徴がよく現れている部分を見学した。

 解説で長島さんは、外観の特徴として「建物全体を半地下に埋め込み、櫓門と同じ高さにすることで、スケール的な調和を図っている」。
 内部の特徴は「一般的な扇形や矩形のホールではなく、円形のホールをあえて採用し、客席空間との一体感を演出している」など専門的な知識を交えて紹介した。

 参加した同市城南の林秀美さん(70)は「老朽化した内部を見て、寂しさで涙が溢れた。旧市民会館という施設があったことをしっかりと上田の歴史として伝えてほしい」と感想を話した。

   ◇  ◇

 上田城跡公園内にある同施設は1963年開館。
 長年、市内最大級のホールとして親しまれながらも老朽化により2014年に閉館。
 その後「信州上田真田丸大河ドラマ館」として一時期使用。
 当時の主流であった「モダニズム建築」の理念に基づき設計された建物。
 機能を重視し、装飾を排除したシンプルな構造が特徴。