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JA信州うえだが「農政懇談会」2024年度を、上田市丸子文化会館で開く!

テーマ:上田市ニュース

【あいさつする眞島組合長(右)と、出席した国会、県会議員】

 JA信州うえだは「今年度の農政懇談会」を、上田市上丸子の丸子文化会館で開いた。

 地元選出の国会議員や県会議員の懇談を通じ、生産者が将来に渡り安心して多様な農業が営める農業政策の実現を目指して開催。
 背景に、気候変動や世界的な人口増加による食糧危機、生産資材価格の高止まりなどがある。

 地元選出議員として、井出庸生衆院議員、神津健衆院議員、羽田次郎参院議員、清水順子議県議、山田英喜県議、林和明県議、佐藤千枝県議が出席。
 JA側からは、JA役員、生産部会などの代表者、青壮年部・女性組織や区域運営委員の代表者、各室部長、地区事業部長など約90人が参加した。

 懇談会中盤のJA信州うえだの取り組み報告では、同JAの農業者支援について説明があった。
 前提として国農業について、さまざまな情勢が農業経営に大きな影響を及ぼす。
一方、生産コストの国産農畜産物への価格転嫁が進んでいないため、生産現場は厳しい状況が続くとした。
 また、20数年ぶりの「食料・農業・農村基本法改正」などにより、農政は今までにない大きな転換点を迎えるという見方を示した。

 同JAでは、将来にわたる食料の安定供給に向け「管内の農業生産の維持」と「系統結集の強化」を図る。それとともに、生産コスト低減に向けた「資源循環型農業の実践」や「持続的な農業生産体制を構築」するため、令和4、5年にJA独自の農業者緊急支援を実施。

 令和6年度も情勢は好転せず、農業生産資材などの価格が高止まりし「農業経営は厳しさを増している」。
そのため独自支援として、約7000万円規模の追加対策を実施する。
◆支援内容は
 ▽生産資材などの価格高騰対策として、生産資材などの購入金額に対する支援実施といった農業者支援
 ▽みどりの食料システム戦略支援として、堆肥の活用・耕畜連携・直売所の支援
 ▽その他として大口利用者奨励。

 議員あいさつでは、出席した全議員が自身の立場などを踏まえ取り組みや展望を説明。
 情勢報告では、JA長野中央会の小山清孝営農農政部長が、基本法見直しをめぐる動向など農政をめぐる情勢とJAグループの取り組みについて話した。

 課題提起では、食料安全保障の確立に向けた具体化、生産資材など価格高騰対策と物流対策、畜産における食肉処理施設の建設支援、水田農業対策、共同利用施設など施設整備事業、災害や担い手など地域課題について言及。

 意見交換では、複数のJA側参加者が出席議員に対して農業の現状に説明するとともに質問や要望を行い、議員がそれぞれ回答した。

 同JAの眞島実組合長は主催者あいさつで「管内は多品目産地で、年間を通じて地域の皆さんや各市場の皆さんに、安心安全新鮮な農畜産物をお届けできる産地。生産者、JA、行政などが一体となって、今後も品質向上や安定的な販売施策などを行いながら、農家の皆さんの所得向上に努めていく」と話した。
 また、社会情勢に伴う課題や基本法改正を踏まえ「各組織の代表から課題などの意見を上げるので(議員の)先生方には国会、県会につないでいただき生産者が希望を持って農業経営ができるような具体的な農業施策、格段なる予算措置を講じていただくことをお願い申し上げる。JAも生産者と一体となり、地域農業の確立にむけて全力で取り組んでいく」と述べた。