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<トップインタビュー>2025  (株)タジマ=上田市下丸子= 代表取締社長・田島佳典氏(39) ☆「目の前にチャンスがきたら困難でも取りこんで次世代の柱に育てる」

テーマ:上田市ニュース

 各種金属製品の機械加工を手がける上田市下丸子に本社、藤原田に工場を構える(株)タジマ。
 上田市旧丸子町にて1951年、田島正一氏が創業。
 今年74年目を迎える。
 半導体、航空宇宙、産業機器の各分野で高精度・難加工の「高付加価値な製品づくり」で、着実に成長を続ける。
 祖父からのモノづくり精神を継承し、最先端事業に取り組む若き経営者、田島佳典社長に将来展望など聞いた。

 ―経営方針、理念
 創業者は「峠には頂きあれど、技術には技術の嶺を知る人ぞなし」を掲げて創業。今でも社訓としている。
 経営理念「ニーズにお応えする信頼の製品づくり」。
 経営方針(ビジョン)は「日本の産業を上田から支え、社員と家族が幸福になる」。

 ―祖父から学ぶ
 祖父は「人まねは駄目。なんでも自分でやってみて結論、結果を出せ」「解らないことを怖がらないでやってみる」などモノづくりの基本を教えてくれた。仕事に対して厳しかったことを子どもながらに覚えている。

 ―あゆみ
 〃日本の産業に寄与する〃という経営方針として情報をダイレクトに知りたいと、創業当初の早い段階から営業部門を置いた。ソニーやキャノンなど大手企業メーカーから仕事を指導してもらった。
 半導体業界においては黎明期から装置部品製造を手がけ、カメラ、ハードディスク、CDなどその時々の最先端の電子機器製造に携わってきた。ますます重要度が増す航空宇宙、ロボットなどの業界では高精度、切削加工品生産をしている。
 顧客のニーズに応えるため、生産設備をシステムで繋ぎ、プログラムに従って自動で作業を行う無人工場を2018年から24年までに箱畳工場に隣接する場所に3棟の工場を新設。
 この5年で半導体製造装置の構成部品の受注が伸び、新設の工場で量産。
 既存工場では半導体業界の他にも航空機機体とエンジンの部品、ロボット部品などの多品種の生産に取り組む。

 ―強み
 工作機械を100台所有。機械加工品は精度が高く、高性能であり、最大で直系1・5mの大型に対応。

 ―将来展望
 目の前にチャンスがきたら困難でも取りこんで次世代の柱に育てる。当時の半導体製造装置がそうであったように、現在必ずしも大きな市場ではなくても、取り組みは社員全員で行う。
 ここまで現場各地で品質と生産性向上のための改善活動に取り組んできた。今後は、各工場でノウハウのデータ化をし、全社共通の技術としたい。
 ニーズを常に探し、それに応える技術を日々の取組みから培う。社員も情報に敏感になってもらい、正しい情報を得て、成長していく。社員
一人ひとりが納得して会社に貢献しようという状態になっていれば会社は強い。
 社員のコミニュケーションを図るため、社内行事として感謝祭、忘年会、ゲームを用いたチームビルディングなどを開催している。
 仕事を一所懸命やった結果、技術がついて「いい職業人生だった」と思ってもらえ、社員とご家族が幸せに思ってもらえることが我が社の存在意義。