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上田市の長野大学企業情報学部、森俊也教授のゼミナールが「新商品の開発」に向けた「最終発表会」を行う! ☆「惣菜製造」で松本市の「(有)本郷鶏肉」と協働で取り組む

テーマ:上田市ニュース

【新商品を提案する学生】
【試作品の味をみる本郷冷肉の担当者ら】

 上田市下之郷の長野大学企業情報学部、森俊也教授のゼミナールは、惣菜製造で松本市の(有)本郷鶏肉と協働で取り組んできた「新商品の開発」に向けた「最終発表会」を同大で開いた。

 ゼミ生54人は昨年5月に同社の平野拓也社長や商品開発責任者らから同社の理念や課題について説明を受け、6グループに分かれて新商品を検討してきた。
 同11月には同社を訪れて同社の社員と一緒に、試作品づくりにも取り組んだ。
 それを踏まえてさらに改良を重ね、この日に臨んだ。

 このプロジェクトは、同社が「県産業振興機構」や「松本ものづくり産業支援センター」を通して同大に協力を依頼した。

 ゼミ生は「高齢者が手軽に栄養を摂取できるよう」鶏胸肉の挽肉や豆腐、小松菜を「味付けしてペースト状」にした商品。
「20代男性の朝食用」に「ささみのレモン煮」と「トマト出汁」といった5種のお茶漬けなどを提案。

 商品の特長や販売の仕方、価格などを説明し、試作品も用意してアピールした。

 10代の娘の貧血を心配する母親をターゲットに、鉄分が豊富な「鶏レバーと野菜のミートソース」を提案したグループは「コンソメや塩コショウで味付けしてレバーの臭みを消した。パスタやドリア、弁当などにアレンジできて手軽においしく鉄分を摂取できる」と発表。

 工事現場の作業員に手軽に栄養不足を補ってもらおうと「野菜軟骨ごろごろつくね」を考案したグループの川井栄一さん(2年)は「会社の方と話し合ったり試作を繰り返すうちに、こうなったらいいなぁと漠然と思っていたことがリアリティーをもってきて、その流れが楽しかった」。

 ゼミ長の1人、太田唯斗さん(3年)は「グループのメンバーは9人9色で全く違った意見やアイデアを持っている。それを共有し、学び合うのは新鮮で貴重な体験だった」と振り返った。

 同社の平野拓也社長は「学生が社会課題に向き合い、課題解決のため具体的に提案していることに意味がある。商品を誰に向け、何のために世に出したいのか、彼らの純粋な目線は当社にとっての一助になる」と話した。