上田市の浦里小学校の児童が「わら馬作り」に挑戦!
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上田市浦野、市立浦里小学校の4年生から6年生の児童29人は12日、同校体育館で「わら馬作り」に挑戦した。
地域住民らがつくる学校支援組織「お助け隊」の「わら馬つくり隊」(今井紹夫隊長)の隊員が指導。
児童はわらの扱いに苦労しながらも集中して取り組み、自分だけの一体を完成させた。
児童は隊員から「しっかりしたわらを選んでたてがみにし、わらを2本ずつ取って首に巻き、ねじって押さえる。これを7、8回繰り返せばいい馬になるよ」などと教わりながら手を動かした。
わら馬は職員室前の廊下に展示した後、それぞれの自宅に持ち帰る。
木村龍秋さん(5年)は「自分の部屋に飾って、国語の漢字や英語のテストで100点を取れるようにわら馬を見ながら頑張りたい」。
井澤陽登さん(4年)は「たてがみがピンと立ったかっこいい馬にしたい。家の近くで開く道祖神祭りに持っていくつもり」。
平林政剛さん(同)は「わらで作るのは難しい。ちゃんと立てばいいんだけれど」と額にタオルを巻いて張り切っていた。
地域住民による、わら馬作りの指導は、40年以上前から続く同校の伝統。コロナ禍で一昨年は中止、昨年は6年生のみで行った。
今井隊長(87)は「わたしが子どものころは道祖神祭りが大きな楽しみだった。(児童には)わら馬作りを通して伝統を知ってほしい。みんな一生懸命にやっていて感心する」と話していた。