上田市の長野大学が「第2期中期計画(案)」について評価委員会を開く! 公立大学法人評価委員会からの意見聴取のため。
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上田市の公立大学法人・長野大学は、このほど「評価委員会」を学内で開いた。
令和5年度から6年間の「第2期中期計画(案)」について、公立大学法人評価委員会からの意見聴取のため。
委員から中期計画案に対してさまざまな指摘や意見があった。
中期計画は、同期間の中期目標を達成するため、具体的にどのような取り組みを行うかを掲げたもの。
第2期中期目標は、先月の12月上田市議会定例会において賛成多数で可決されている。
理工系学部を含めた再編の実施
学生に質の高い教育を保証
良好な教育研究環境の整備
地域のシンクタンクとしての役割
学園都市づくりの中心的な役割
上田市民の生涯学習支援ーなどが盛り込まれている。
中期計画案では、計画の達成度を示す数値指標が多く設定されている。
★例えば
▽地域社会を教育現場とした課題解決型の教育・年90件
▽教員の教育力向上と授業内容や方法の改善を継続的に取り組む・学生の学修達成度が毎年、4段階評価の上位2位が70%以上
▽学生の確保、令和5年度から入学者選抜制度の見直し改善・入試全体の実質倍率が毎年2・0倍以上
▽大学院入学者で定員充足・令和9年度入学者以降に充足率100%
▽学生支援でミーティングや生活実態調査、アンケートを継続して必要な対応を行う・学生サポート満足度が毎年、4段階評価の上位2位が70%以上
▽就職・進学支援で就職希望者の就職率・毎年98%以上
▽組織運営改善で、理事会及び審議会構成員の女性割合・令和10年度までに各30%以上、教職員の女性割合・令和10年度までに40%以上―など。
教員組織の見直しでは、全教員が所属する学術院を設置。
教育環境の整備では、学部学科再編に伴う新棟建設や老朽化施設の建て替えを見据え、施設長寿命化計画などの見直しを行い、施設整備を推進する。
この日の評価委員会では、前回会議で委員からの質問、意見に対する大学と市の回答に対して、再度多くの質問や意見があった。
・大学の「ビジョン」に対する位置づけ
・設定されている指標の妥当性
・淡水生物学研究所の位置づけ
・グローカル人材の育成の項目はグローバルが多く、ローカルとの接点が分からない―など。
大学と市から、それぞれの指摘に対する対処の回答などがあった。
評価委員会では、今月中までに中期計画案への意見書をまとめる予定。
年度内に市が計画案を認定し、市や大学のホームページに公表される予定。