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「うえだ幼児・児童の運動遊びを進める会」が「運動遊びの実践活動」を行う! ☆松本短期大学名誉教授の柳澤秋孝さんを講師に招き ☆25日と11月26日、柳澤さんを講師に迎え「幼児の運動能力向上に向けた講習会」

テーマ:上田市ニュース

◆柳澤さんの動物ものまねを当てて盛り上がる

◆クマ歩きをする園児

◆逆上がりに挑戦する園児と柳澤さん

 うえだ幼児・児童の運動遊びを進める会(宮下省二会長)は、松本短期大学名誉教授の柳澤秋孝さんを講師に招き「運動遊びの実践活動」を、上田短期大学附属幼稚園で行った。
 園児35人はクマ歩きやワニの動きなど遊び感覚で楽しく体を動かした。

 上田市在住の柳澤さん(71)は50年ほど前から「すべての子どもが運動好きになるプログラムを作り、全国に広めたい」と研究活動を行い、全国で幼児期の運動遊びの実践をしている。

 この日は、市内保育園や幼稚園の保育士も研修で参加し、柳澤さん考案の「柳沢運動プログラム」の理論や実践方法を学んだ。

 柳澤さんは「これ、な~んだ?」と言って、動物の動きものまねをしながら園児の前に登場。
 最初おとなしかった園児たちは次第に「ペンギン」「クマ」「アヒル」、「アメンボ、じゃなくてワニ」と身を乗り出して、盛り上がった。

 次はやってみようと言って、全員でクマさん歩きやワニさん歩きを楽しんだ。クマさん歩きは4つ足で膝を床から離し、腰を高くあげて歩く動きで、体を支える支持力が身につき、側転ができるようになる基礎となる。

 ワニさん歩きは、腹ばいになって手足で進み、慣れてきたら腕の力だけで進む両足をケガしたワニさんに発展。
 ワニの動きで腕を引きつける感覚を養った後、鉄棒にひじを曲げてぶら下がり5秒間維持する「リンゴぶら下がり」トレーニングをして、最後は逆上がりにもチャレンジした。

 柳澤さんは園児に「小学生になるまでにワニさんいっぱいやって、お手々に力をつけてね。また見に来るからね」と呼びかけていた。

 参加した実習生で上田短期大学2年の小林笑奈さん(19)は「必要な動きを動物という子どもたちが好きなものを通してわかりやすく教えて、子どもの目線になって運動遊びを行っている姿が素敵だった。自分も小さい時に縄跳びが苦手だったので保育士になったら、ものまね遊びからの流れで逆上がりとかできるように教えてあげたい」と話した。

 新増由香園長は「柳澤先生の声がけが子どもたちの楽しさを引き出す声がけが多かったので、自然と先生の動きを見たり、声がけに反応してやりたいという気持ちが自然に生まれてくるのがすごく良かったし勉強になった」と話していた。

 同園では、今年9回の運動遊びや、城下小学校で5回の運動遊び実践などを行う予定。

 ◇ ◇

 運動実践後に開いた研修会で、集まった保育士らに柳澤さんは子どもが運動嫌いになる要因として逆上がり、跳び箱、縄跳びなどを挙げ「小学生になり人前でこれらができなかったとき心にダメージを受け、積極的に運動する意欲がなくなってしまう」。
 幼児期に動物の動き遊びで支持力、跳躍力、懸垂力など体の土台を養うねらいなど語った。

 柳澤さんは「昔は外で群れ遊びの中で自然と身に付けていたが、現代生活で体を動かす機会が減っている。近年、発達障がいの児童が増えていることも幼児期の遊びと脳の発達が結びついているから」とし「今後は集大成としてこれまでの研究成果と実践活動で地元上田に還元していきたい」と話していた。

 今月25日と11月26日の2回、柳澤さんを講師に迎え市内保育園や幼稚園の保育士を対象に幼児の運動能力向上に向けた講習会を行う。
 午後1時半から3時半、西部公民館大ホール。
 問い合わせ(電話)090・8344・0420(高橋幸夫さん)