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「夏休み水の勉強会」を開く! ☆上田市の豊殿地区合同水土里会 ☆参加者が吉田堰頭首工や菅平ダム、菅平発電所を見学

テーマ:上田市ニュース

【勉強会で児童らに話しをする右から北澤さんと久保田さん】

◆吉田堰頭首工で

取水口のハンドル操作を体験する児童と岡田組合長(左)
【菅平ダムでクレストゲートを見上げる】
【菅平ダムの監査廊】
【ダムの操作室】
【発電所の水車】
【発電所の鉄管】
【勉強会で児童らに話しをする右から北澤さんと久保田さん】

 水の大切さを学んでもらおうと上田市の豊殿地区合同水土里会は「夏休み水の勉強会」を開いた。
 豊殿小学校4年生らと保護者、関係機関など約50人が参加。
 吉田堰頭首工や菅平ダム、菅平発電所を見学した。

 農業用水路の維持管理を行う同会が同小4年生を対象に毎年開催。
 見学出発前に同地域自治センターで開いた勉強会で、矢沢環境保全みどりの会の会長代理・北澤三幸さんは「みんなが使っている水がどこでどのようにしてやってくるのか、楽しんで勉強してもらえれば」とあいさつ。

 水の大切さについて豊里環境保全水土里会顧問の久保田良和さんが説明。「菅平ダムは昭和43年に完成。この地域は雨が非常に少なかったので、私のお爺さんの世代の人々が大変な思いをして作った。農業用水はただではない、農家が賦課金を支払っているというのも知っておいてほしい」。

 また「四阿山を水源とする水は菅平ダムに集まって、農業用水や水道水、発電水に使われている。
 菅平ダムから千曲川へ流れる神川水系には両岸に7カ所ずつ農業用水の取り入れ口があり、豊殿地域は「吉田堰(石舟)」と「林之郷堰(矢沢)」の2つの堰が潤している」と解説。
 「吉田堰には1300年以上の歴史と生活の営みがあって、いま皆さんに引き継がれている。地域の素晴らしさを感じてほしい」と話した。

 吉田堰頭首工の見学では、吉田堰管理組合の岡田守組合長(74)が案内。
 取水口のハンドルを操作し、「水位をみながら、取水量をここで調整している。水の少ない場所なので、いかに安定して水を供給しているか知ってほしい」と話した。

 菅平ダムでは、ダム内部の暗くてひんやり肌寒い「監査廊(トンネル状の階段)」を通って、ダムの下に降り、高さ約42mのダムの堤頂部にある「クレストゲート(洪水時に緊急放流するゲート)」を見上げたり、操作室で監視カメラの操作など体験した。

 管理所長の伝田健さん(56)が「水不足の地域もあるなか、このダムには水がたくさんある状況。下流で田んぼや畑をしてる人も心配なく耕作していただける。水道水も困らない」と話した。

 発電所では、鉄管や水車、発電機など見学。
 鉄管を通る水を傾斜約40度、270mの落差で勢いよく落として水車を回し、発電を行っていることなど学んだ。

 参加した同小4年の志津田奏都さんは「水が電気になるって初めて知った」。三井心温さんは「水の大切さがわかった。水を川に流してくれる人たちがいて、水をきれいに使いたい」と話していた。