上田市の傍陽小学校が「人権教育講演会」を開く! ☆先天性心疾患がある猪又竜さんと、筋ジストロフィーで車いす生活をする井出今日我さんが講演
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上田市真田町傍陽の傍陽小学校は「人権教育講演会」を開いた。
先天性心疾患がある松本市の猪又竜さん(47)と筋ジストロフィーで車いす生活をする上田市の井出今日我さん(35)が全校児童78人を前に「多様性と助け合いの社会を知ろう」と題して講演した。
猪又さんは「生まれつき心臓の形がみんなと違う病気で治らない。47年間ずっと病気でした」、井出さんは「5歳で病気になり、6年生で車いす生活に。いまは電動車いすでサッカーをしています」と自己紹介。
「見えない人や聞こえない人、妊婦さん、外国人など自分の周りにはいろいろな特徴を持った人がいることを知っておいてほしい。みんな得意なことと苦手なことがある。得意なことと苦手なことのでこぼこを補い合って、パズルのピースはつながっていく。助けることと、助けてもらうことができる人になって下さい」と語りかけた。
5年の長谷川陽優馬(ひゅうま)さんは「自分ができることと、できないことを分かって、得意なことで人を助けていきたい」。
6年の城下介(たすく)さんは「(漫画『ワンピース』の主人公)ルフィの話は漫画を読んでいたので頭にすっと入ってきた。仲間を思いやる気持ちを持って、困っている人がいたら積極的に協力したい」と話した。
講演後、猪又さんは3年生と、井出さんは2年生とそれぞれ交流。
猪又さんと3年生9人は体育館で「お姫様ドッジボール」や「こおり鬼」で遊んだ。
児童は日常生活に支障はないものの過度な運動はできない猪又さんと一緒に楽しめるよう「こおり鬼では走ったり、早歩きはだめ、大股も禁止」などのルールを考案。途中でルールの見直しもした。
長充樹さんは「ぼくのじいちゃんも心臓が悪いから病気のことは分かる。障害があってもルールを変えれば一緒に遊べると思う」。
佐藤陽菜乃さんは「こうしたらいいんじゃないかと考えればいろいろな人と一緒にできて、みんなが楽しくなる」とにっこり。
猪又さんは「同じことをできない人のために子どもたちがルールを変えて遊ぶことは社会の選択肢を増やしていくことにつながる。誰もが自分らしくいられる世になればいい」と期待する。



