第8回「うえだ七夕文学賞」が入賞、入選作品を決定!上田女子短期大学と上田西高校が共催。
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上田女子短期大学と上田西高校が共催する第8回「うえだ七夕文学賞」はこのほど入賞、入選作品を決定した。
「新型コロナウイルス感染拡大防止」のため、一堂に会して開く表彰式は行わず、上田市立神科小学校などに実行委員会の関係者が出向き「出張表彰式」を行った。
短歌、俳句、自由詩の3部門に国内外の6144人から1万562点の応募があり、入賞と入選202点を決めた。
学校特別賞は、上田市の神科小学校や第五中学校など4校を表彰した。
★本紙関係分の園児、小中高校、大学生の部の入賞者は次の通り(敬称略)。
【短歌】
◇小学生の部
▽秀逸賞 小林美結(上田市立神川小)
◇中学生の部
▽秀逸賞 池田涼馬(青木村立青木中)
◇大学生の部
▽優秀賞 手塚真士(上田看護専門学校)
▽秀逸賞 青木晶(上田女子短大)
【俳句】
◇中学生の部
▽教育長賞 山崎初華(青木村立青木中)
◇大学生の部
▽秀逸賞 風間万由子(上田女子短大)、清水舞子(同)
【自由詩】
◇小学生の部
▽教育長賞 小林美結(上田市立神川小)
◇ ◇
上田市立神科小学校(堀内絹予校長、681人)では、1月24日に「出張表彰式」を開いた。
上田女子短期大学地域連携センターの千葉直紀センター長が自由詩で入選した久保井菜結さん(5年)と、田中隆聖さん(同)に表彰状を手渡した。
5年1組を担任する水野亜希子教諭には学校特別賞を授与した。
久保井さんの作品「お兄ちゃん」は、中学に入ってから夜、テレビを見ながらうたた寝をするようになった兄を「つかれてるんだな」と思いやった。
「短い詩なので入選するとは思わなかったが、また書いてみたくなりました」。
田中さんの作品は「春は風がいい」で始まる「枕草子風春夏秋冬」。国語の授業で枕草子を暗唱したといい「季節が流れていることを考えて、それぞれの季節を想像して書きました」。
千葉センター長は「コロナ禍で人とのつながりや表現する機会が少なくなっていると感じる。思っていることや感じていることを文字にすることが大事な活動だと皆さんの作品を見て改めて思います」と語りかけた。
水野教諭は「自分の思いを言葉にすることに苦手意識を持つ子どもは多い。どんなことでもいいから書いてみると、意外といいと思える作品ができて自分に自信が持てるのでは」と話した。