上田市は「令和7年 上田市戦没者追悼式」を開く。 ☆長野大学の学生が「平和へのメッセージ」を語る
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上田市は「令和7年上田市戦没者追悼式」を上田創造館で開いた。
今年も長野大学の学生が「平和へのメッセージ」を語り、戦争の恐ろしさや戦争体験者の思いを次世代に伝えることを誓った。
菊などで飾った祭壇がホールに設けられ、上田市遺族会の会員、自治会や行政関係者ら多くの人が参列した。
土屋陽一市長は式辞で「戦争の惨禍を二度と繰り返さないために、その記憶を風化させることなく、平和の尊さ、命の大切さを、次の世代に継承し続けることが、私たちに課せられた重要な使命。今年は戦後80年、上田市が非核平和都市宣言を行って15周年。市役所駐車場に平和の灯モニュメントを設置し、核兵器のない世界、恒久平和を願い、平和への思いをより一層強くした。争いのない世界の実現に向け、平和啓発活動を広げて行くことをここに誓う」と述べた。
上田市遺族会の池内宜訓会長が追悼の辞で「むなしく散った英霊の皆さん、われわれ遺族は1日たりともその面影を忘れたことはありません。あれから80年、祖国日本は目覚ましい発展を遂げた。しかし、その陰に尊い命を捧げられたことを決して忘れてはなりません。戦争は尊い命を失い、民族を滅ぼす狂気。恐ろしい体験を語り継がなければなりません」と語った。
平和へのメッセージは、長野大学社会福祉学部4年生の小川真央さん。
小川さんは、戦争の記憶を語り継ぐサークル「Peace Edu」に所属し、戦時下の日常生活体験を聞き取りや、戦争遺跡のフィールドワークを行い、記録集にして残す活動をしている。
体験者から直接話しを聞くことで「当時の過酷な状況や悲惨さを、現実味をもって知ることができました」とし、中学生に語り継ぐ活動からは「若い世代が共に協力し合い、平和をつないでいくことの大切さに気づかされました」と語った。
今年の夏休みに沖縄の知覧特攻平和会館を訪れて、戦争による命の奪い合いに「正しさは一つもない」と思いを強くした。
大学卒業後は教員としても「子どもたちに戦争の恐ろしさや戦争体験者の方々の思いを、責任をもって伝え続けていくことを誓います」と述べた。
参列者全員が御霊への献花も行った。



