上田市の長野大学の学生が「模擬投票のワークショップ」を開く! ☆上田市の社会福祉法人まるこ福祉会で ☆障がい当事者20人が参加
テーマ:上田市ニュース

◆投票箱に1票を投じる利用者


上田市下之郷、長野大学の学生が、同市長瀬の社会福祉法人まるこ福祉会で「模擬投票のワークショップ」を開いた。
同法人を利用する障がい当事者20人が参加した。
同大社会福祉学部の宮本秀樹特任教授(69)が令和5年度から展開する「カレッジ長大・私のみらい選択」の学習プログラムの一環。
この日は、社会福祉学部の1年から4年生10人が活動した。
模擬投票は架空の自治体「上ノ田市」の市長選に立候補した3人が立会演説会を行い、利用者が投票。
開票後は学生と利用者が結果について意見を交わした。
立候補者は食品ロスをなくす、町をきれいにするなどと訴え、利用者は市選管が持ち込んだ本物の投票箱に1票を投じた。
開票の結果は得票同数でくじ引きとなり、頑張らない健康づくりを訴えた候補が「当選」した。
利用者の大館卓哉さん(58)は「それぞれ大切なことを言っていたが、一番共感した人に入れた。話し方が良くて気持ちが伝わってきた」。松平京子さん(69)は「ごみがなくなればいいと思って投票した人が落ちてしまって残念」と話していた。
立候補者役となって演説した社会福祉学部1年の松倉りおさんは「言葉を短く区切ることや聞き手に目線を向けることを意識した。うなずきながら聞いてくれる人もいて、伝わっていると実感できてうれしかった」と満足げ。
3年前から活動を続け、卒業後は静岡県社協で勤務する予定の同学部4年、森隆之助さんは「相手のことを思って伝えることの大切さを学んだ。この経験を仕事に生かし、ていねいに人と向き合っていきたい」と意気込んだ。
宮本特任教授は「(活動を通して)学生の言葉が少しずつ変わってきて、相手との間合いが狭まっている感覚を受けている。今後は高齢者にも対象を広げ、さらに社会的な汎用性を高めていきたい」とした。
今年度の活動は三菱みらい育成財団の助成を受けて実施した。



