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上田市は「広報うえだ」の文芸欄に投稿された短歌、俳句、川柳の「年間優秀作品賞」の「表彰式」を開く!

テーマ:上田市ニュース

 上田市は「広報うえだ」の文芸欄に投稿された短歌、俳句、川柳の「年間優秀作品賞」の表彰式を、市役所で開いた。

 市は年間優秀作品の表彰を1983年から始め、今年で43回目となる。昨年1年間に投稿された短歌は629首、俳句1020句、川柳634句。
 選者は小宮山久子さん(短歌)、島田洋子さん(俳句)、斉藤俊酔さん(川柳)。

☆優秀作品賞と作者、選者のコメントは次の通り。
 ▽短歌 スカーフをふわりと首に巻く秋の「昼の憩い」に耳傾ける 山崎深幸さん(62)=常磐城=。
 山崎さんは「初秋を迎えて少し寒さを感じる季節、気ぜわしい日常生活のなかでラジオに心をいやされて詠んだ。100人のうち99人がおまえはダメだと言っていたが、小宮山先生だけがわたしを認めて下さいました」。
 小宮山さんは「ずっと長く毎月たくさんの短歌を文芸欄に寄せており、短歌は彼女の生きることそのものになっているのでは。『巻く』までが『秋』を導き出す序詞のようになっていて、詩的で文学的な感じが漂っている」。

 ▽俳句 身に沁むや水害畳積み置かれ 松沢昭一さん(92)=常田=。
 松沢さんは「昨年は非常に災害が多く、テレビで見ていて身に染みるような思いを痛切に感じた。これからも研さんをして良い俳句を作っていきたいと思います」。3回目の年間優秀作品賞受賞。
 島田さんは「語らずして状況を詠む人に想像させる俳句の奥深さを備えた心に沁みる句で、わたしの心に刺さりました。心に感じたそのままを素直に書く、俳句の原点のような素晴らしい作品」。

 ▽川柳 名が出ない言葉が出ない愚痴が出る 竹内栄さん(86)=大屋=。
 竹内さんは文芸欄には毎月、川柳と俳句を投句しているといい「知っている人の名前や言葉がすんなり出てこないことがある。これではいけないので川柳や俳句を続けて頭を使っていきたい。認知症防止のためにも投句していきたい」。
 斉藤さんは「17文字のなかに、川柳でしか使いこなせないような言葉の言い回しにすっかり惚れてしまった。これぞ川柳だという思いがあり、これしかないとこの句を選ばせてもらった」。

 土屋陽一市長は一人ひとりに表彰状を手渡し「広報の文芸欄は長く市民に支えられ親しまれてきた。短歌、俳句、川柳は日本の伝統文化で生涯学習にもつながる素晴らしい部門。市の文化芸術活動推進のため、今後もお力添えをいただきたい」とあいさつした。