上田市下之郷に「鞘堂(さやどう)」が完成! ☆上田短期大学附属幼稚園裏山の唐臼山にある1本の「老松(通称ヤマンバの木)」の切株を保護する建物
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上田市下之郷の上田短期大学附属幼稚園裏山の唐臼山にある1本の「老松(通称ヤマンバの木)」の切株を保護する建物「鞘堂(さやどう)」が完成した。
現地でお披露目会が開かれた。
主催は、ヤマンバの森づくりプロジェクト、上田短期大学、同附属幼稚園、ヤマンバの会。
主催者をはじめ地元、下之郷自治会の田村信宏会長と役員、京都など県内外から関係者が集った。
会では上田短期大附属幼稚園の卒園児で千曲市立戸倉小学校6年生の牧島蒼良さんがヤマンバの木と切り株を守ってきた様子と鞘堂が完成するまでのものがたりを発表した。
続いて上田市出身のコカリナ奏者・黒坂正文さんが作詞作曲した「やまんばのきりかぶのうた」を全員で歌い、缶ジュースで乾杯した。
終了後、同幼稚園で手塚正道さんが自主制作した唐臼山「鞘堂」建設の記録を上映した。
鞘堂は、準備期間から3年余を要した。
建設には上田短大の「デザインキャンプ上田」の須永剛司先生、柿本悠先生、岡本綾華先生が主導し、幼稚園や卒園児保護者会、現役教職員、園児やヤマンバの会、地域の人ら多くの人たちの協力で実現した。
◇ ◇
集落と唐臼山のシンボルだったヤマンバの木は、1993年6月、松枯れのため伐採され、切り株となった。地域の人たちはこの切り株を見守ってきたが、次第に「屋根をつけて守りたい」という思いが生まれた。
切り株のそばに生えていた1本の赤松を上田短大付属幼稚園の卒園児が「やまんばの木の子どもかもしれない」と言った。
この木をもらって鞘堂を建設することになった。
完成した鞘堂の柱には建設に関わった園児らの名前が記された。
その一人、上田市立東塩田小2年生の横崎瞭成くんは「木を運んだり色々手伝ったので名前を書いた」と、うれしそうに話していた。
鞘堂の建設に携わった埼玉県のむらやま工務店の代表、村山悠人さん(27)は「皆で一緒に作るという大事なことを学んだ」と話していた。
鞘堂の完成により、唐臼山は短大教育研究の基点として、幼稚園児の「やま保育」、地域の歴史遺産の場として更なる活用が期待される。
ヤマンバの会の事務局長・村山隆さん(79)は「(同会)発足から33年。悲願だった鞘堂が多くの関係者が協力しあって立派に完成した。恒久的な保存が実現した」と語った。
上田短大附属幼稚園の新増由香園長は「切り株がコミュニティーの場、子育て支援の場ともなっている。地域づくりと教育づくりのシンボルとして次世代に繋げる土台ができた」とそれぞれ話していた。



