<上田市議会3月定例会・開会>2023 「スポーツ都市宣言」制定へ! 27日から一般質問。
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3月上田市議会定例会が17日に開会した。
市は「令和5年度当初予算案」など35議案を提出。
うち一般会計補正予算第9号は「出産・子育て応援交付金事業」で、同日可決した。
1時間余りに及んだ市長施政方針では、土屋陽一市長が市長公約を踏まえた市の総合計画の6政策大綱について今後の施策を語った。
市民の主体的な地域づくりでは、住民自治組織交付金の見直しや新たな「活力あるまちづくり支援金」事業の改善などで支援体制を再構築。
魅力ある地域づくりを進め、安心して暮らせる社会のため、犯罪被害者等支援の施策のため「仮称・上田市犯罪被害者等支援条例」の制定に取り組むとした。
上田地域30分(サンマル)交通圏構想では「国道18号上田バイパス第二期工区」において、市内の用地買収が事業用地の約80%になった。
神川橋梁区間では、左岸側の上部工に続き、右岸側も今後進むとして、国に対して事業費の安定確保や工事拡大を強く要望。
事業進捗のため積極的に対応。
上田バイパスと市道が平面交差する蒼久保で、幹線市道の整備を計画。
国道の蒼久保交差点から神川地区公民館を1期工区として本格的に工事着手。
神川地区公民館から平面交差点までの二期工区を地元との協議を進めているとした。
観光振興では「新型コロナウイルス感染症」が5類に引き下げられることから観光需要の復活に期待。
20回目の「上田城千本桜まつり」など地域資源を生かし、民間や学生との連携イベント、北陸新幹線沿線都市、長野・松本・上田トライアングルなど広域連携を図り「ワインの街上田」への事業推進を行うとした。
子育て支援では、福祉医療費給付金を中学校卒業から18歳到達の年度末まで引き上げる。
5年後に開催予定の「第82回 国民スポーツ大会」に向けて”スポーツ都市宣言”を制定するとした。
議案の条例関連では、市職員の給与で、定年引き上げや国や県との均衡を図る。
このため55歳を超える職員について、標準の勤務成績では昇給しないとする一部改正案。
市組織で「文化スポーツ観光部」「産業振興部」にするなどの改正案。
特別職などの給与で消防団に「機能別団員」を新設するため年額報酬を1万2000円とするもの改正案。
健康保険法施行令などの一部改正に伴って出産育児一時金の支給額を48万8000円に引き上げるための改正ーなど。
事件決議案では、第二学校給食センター改築事業建築主体工事の請負変更契約で、1億円余増額の11億5414万円余で宮下・北澤特定建設工事共同企業体。
機械設備工事の請負変更契約で、4000万円余増額の7億8696万円余で浅間・本州特定建設工事共同企業体。
電気設備工事の請負変更契約で、約2600万円増額の3億3589万円余で辰野・玉井特定建設工事共同企業体。
施設の指定管理者では、上田半過公園と上田道と川の駅交流センターを「上田道と川の駅 おとぎの里」。期間はそれぞれ3年間。
12月市会で一旦、否決された「岳の湯温泉雲渓荘」を、上田市地域振興事業団。期間は2年間。
本会議冒頭で、議員の所属会派の異動や、林和明氏の1月31日付けの辞職に伴い、全部で29人となった議席中、12人の議席を変更。
所属会派の変更は、飯島裕貴議員が仁政会から新生会。
新生会に所属していた林氏の辞職に伴い、代表代理が井澤毅議員となった。新
生会の構成員は会派中最大の8人。
一方、仁政会は構成員が2人となったため、会派から会派に準ずる団体となった。
★会期は3月15日まで。主な日程は次の通り。
▽27日から3月1日 一般質問
▽3日と6日 総務文教委、厚生委
▽7日と8日 産業水道委、環境建設委
▽15日 本会議・採決