上田市が「SDGsスタートアップシンポジウム」を開く! お笑い芸人のSDGsクイズや、市内の高校、大学生による活動発表など。
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◆コンサート




◆スタートアップシンポジウム



上田市は18日「SDGsスタートアップシンポジウム」をサントミューゼで開き、お笑い芸人のSDGsクイズや、市内の高校、大学生による活動発表などを行った。
上田市は18日「SDGsスタートアップシンポジウム」をサントミューゼで開いた。
お笑い芸人のSDGsクイズや、市内の高校、大学生による活動発表などを行った。
同市は国の「SDGs未来都市」に昨年5月、選定された。
国際的に取り組みが必要とされている17の目標と、169のターゲットがある。
「持続可能な開発目標・SDGsの理念」を、市民に紹介しようとシンポジウムを企画した。
※「SDGs未来都市」選定された都市は、3年間の計画を策定して実施、国は総合的に支援する。
第一部は、お笑い芸人の長野県住みます芸人のゆでたかのさん、世間知らズとジョイマンのコンビ、大西ライオンさんがコントを披露。
出演者全員で、SDGsクイズを会場と行った。
「世界で生産されている食品の3分の1は廃棄されている」「世界で10人に1人が電気の無い生活を送っている」など、○×クイズで会場を盛り上げた。
第二部は「上田高のEFSプロジェクト」が、気候変動対策として、校内の教室を使った断熱施工をワークショップで行った。
実践と効果を発表。断熱施工した教室と、そうでない教室の温度変化を数値で示し、かなりの効果があることを解説した。
「上田千曲高のSDGs同好会」は
・千曲川のクリーン活動
・福祉団体と一緒に育てた野菜を子ども食堂に提供
・ペットボトルのキャップを回収して、世界で必要とされるポリオワクチンとして届ける活動
・文化祭で昆虫食の提供ーなどを紹介した。
長野大の学生は「たねぷろじゃくと(被災地里山救済・地域性苗木生産・植栽プロジェクト)」を紹介。
これは、東日本大震災の津波で失われた海岸防災林や樹林帯の再生を目的としている。
塩田西小学校の児童や被災地の児童と協働し、現地の種から苗木を生産して植樹する活動を行っている。
2013年から継続されている活動で、植樹した木が大きくなっている成果や、木材に対する親しみを持ち木材の良さや利用する意義を学ぶ「木育」の取り組みも報告。
SDGsに対しては「パートナーシップで目標を達成しよう」など5種類の目標に貢献しているとした。
発表に参加した生徒・学生と土屋陽一市長によるパネルディスカッションも行った。
★個々にSDGsを考えた生活として
▽古着を買う
▽スマートフォンの充電をミニソーラー発電で賄っている
▽替え芯でボールペンを長く使っている
▽物を大切に使ってごみを削減するーなどの取り組みを語った。
2030年までにSDGsを達成するために大事なこととして
◆高校生からは
「当たり前のことですが、ごみをきちんと捨てる、電気をこまめに消すなどを意識し、周囲も巻き込んで進めることが目標達成の近道」
「SDGsを多くの人に知ってもらい、取り組む仲間を増やす」。
◆大学生からは
「SDGsの上田市の計画を進めるため、財源の確保と市民が参加できる仕組みをつくること。自然を増やすには市民の理解協力も必要なので、しっかり説明する必要がある。行政だけで行うのでなく、市民が参加することで意識の向上につながる。上田市が手本となることで、他の自治体やさらに大きな課題の解決につながる」と語った。