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組立式3Dプリントキット「龍岡城現代Ver」を寄贈! 上田市の「株式会社プレスト」が、今年度で廃校となる佐久市の「田口小学校」に。

テーマ:上田市ニュース

【井出校長(左)にミニチュアの「龍岡城現代Ver」を贈る小松社長】
【手前左が田口小へ寄贈した「龍岡城現代Ver」】
【プレストHP】

 上田市富士山の自動車部品検査を主力とする株式会社プレスト(小松憲史社長)は、このほど佐久市の田口小学校(井出誠一校長、229人)の児童に、同社製組立式3Dプリントキット「龍岡城現代Ver」を寄贈した。
 同校は4小学校統合に伴い、今年度で廃校となる。

 同社は2020年にホビー事業部を立ち上げ、ホビー製品の企画製造販売を行なっている。
 昨年、上田城の東寅口櫓門、小諸城懐古園三の門、松本城など県内5カ所のお城をミニチュアのカプセルトイ「信州のお城塗りガチャ」として販売を始めた。

 同校は日本に2つしかない星形をした龍岡城五稜郭の城郭内にある小学校。
 小松社長は「田口小学校が今年度で廃校になることを知り、閉校記念として歴史ある小学校を形に残し、児童の思い出にしてもらえたら」とミニチュアを全校児童に贈呈しようと計画。
 同小児童に進呈するためだけの城郭内に立つ小学校をミニチュアにした約5㎝角の「龍岡城現代Ver」を製作した。

 寄贈は「6年生を送る会」のセレモニーのなかで行われ、全校児童と教職員に260個を贈呈した。
 在校生は卒業生だけではなく自分たちももらえることがわかると歓声を上げて喜んだ。

 小松社長は「プラモデルのように自分で組み立てて色を塗る商品です。学校の思い出として自分で組み立てて好きな色を塗り、世界に一つだけの作品にしてほしい」と話した。

 同社の県内5カ所のお城のミニチュア(1個500円)は、オンラインショップで販売している。
 (電話)0268・71・0137