上田市教育委員会が「史跡上田城跡整備専門家会議」と「史跡上田城跡保存活用計画策定委員会」を開く!★武者溜りの発掘調査の現状報告や、古写真の分析結果などがあった。
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上田市教育委員会は、8日「史跡上田城跡整備専門家会議」と「史跡上田城跡保存活用計画策定委員会」を上田駅前ビル・パレオで開いた。
「武者溜りの発掘調査の現状報告」や「古写真の分析結果」などがあった。
翌9日には、現地で発掘現場などを巡り、新たに発掘調査する価値のある場所のアドバイスなどが専門家からあった。
同専門家会議はこれまでオンラインのみのため、一堂に会するのは今回初。
座長は、三浦正幸広島大学名誉教授で、委員10人中7人が出席した。2人はオンライン。
市教委から旧市民会館駐車場付近にあったとされる武者溜り整備に向け、昨年11月からの発掘調査の結果として、大正期の上田市公会堂の石積みと考えられる石が出た。
しかし、江戸・幕末の史跡面と明確に判断できる結果はまだ得られていないとした。
明治以降の建設などで遺構が分からなくなっている可能性もあるが、今後はこれまでの「トレンチ(発掘の溝)」を追加して調査を続ける方向。
武者溜りの北側にあった「三十間堀跡」の位置、構造の確認も含めて発掘調査を令和5年度も行うと報告した。
加えて、復元的整備を予定している本丸櫓の基礎を再確認のため発掘調査を行う方針を説明。
平成6年度に発掘調査を行っているが、完全な遺構の確認に至っていなかったことから、基礎の大きさをきちんと確認することを考え、文化庁と確認するという。
委員からは、調査する時の注意点や、資料で使っている名称についての意見などがあった。
武者溜りの整備についての基本計画策定について、委託事業者から正保と享保の絵図などから平面図と断面図、考察が示された。
また、会議には欠席した三井圭司委員から、明治期に撮影された上田城、監獄写真デジタル分析の経過報告がビデオであった。
櫓が写っているかと期待もあったが、櫓と断定するのは難しい状況となった。
引き続き、史跡上田城跡保存活用計画策定委員会を行い、計画案で示した大綱について再考を求める意見などが出た。
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9日、午前中には現地を巡った
今後の復元整備に向けて、二の丸橋近くの南側石垣について、古い石垣の特徴と新しい石垣が混ざった状態であるが、古い部分もあるため石垣に沿って発掘調査する価値があるとの指摘。
これまで発掘調査した場所については、さまざまな意見や指摘があった。
西櫓の内部も見て回った。
上田城の櫓は大きく、櫓の構造は寺社建築の建築方法。
後から補強された筋交いなど、さまざまな特徴があることから、文化財指定を県宝から「重要文化財にするべき」という意見もあった。



