上田市議会が補正予算など44件を可決して閉会! ◆教育委員に安達永眞氏。<上田市議会3月定例会>
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3月上田市議会定例会は、最終日の15日に提案のあった「令和5年度一般会計補正予算案」や「人事案件」などを含め44件を可決して、閉会した。
補正予算は「新型コロナウイルスワクチン接種」に関係した5億7000万円を追加。
歳入は全額国庫。
令和6年3月末まで延長する特例臨時接種。
春開始接種は、5月8日から8月で、初回接種済みの高齢者など重症化リスクの高い人や、医療機関や高齢者施設などの従事者。
秋開始接種は9月からで、初回接種済みの追加接種可能な5歳以上の人。
小児へのオミクロン株対応ワクチン接種は初回接種済みの5歳から11歳。
乳幼児の初回接種は通年など。
ワクチン接種体制やコールセンター、職員人件費なども含まれる。
◆人事の同意は
・副市長に小相澤隆幸氏(61)
・教育委員会委員で現在の教育長職務代理者、北沢秀雄氏が4月28日で任期満了になるため、小県教育会常務理事の安達永眞氏(68)=八木沢=
任期は4月29日から4年間。
安達氏は信州大学教育学部卒、旧東部町や丸子町などの小学校や中学校で教諭、戸隠中や豊殿小で教頭、佐久市立東小、上田市立南小で校長を務めた。
「これまでの経験を生かし、教育、芸術、文化の振興、子どもの健全な育成のため職責を果たしたい」と抱負を述べた。
◆ほか人事
◆ほか人事同意は
・固定資産評価審査委員会委員の選任で、土地家屋調査士の宮下和美氏(73)=腰越=。
・固定資産評価員の選任で、元上田市職員で総務部長などを歴任したの柳原渉氏(61)=踏入=。
・人権擁護委員の推薦では、元小学校長で武石公民館運営審議会長の小山和博氏(69)=武石小沢根=を適任とした。
◆議会からの追加議案では
・上田市議会の個人情報の保護に関する条例制定。
個人情報の取り扱い、開示請求、訂正請求、利用停止請求、罰則など。
・議会委員会条例の一部を改正。これにより4月から改まるのは
総務文教委員会が「総務委員会」。
産業水道委員会が「産業環境委員会」。
厚生委員会が「教育厚生委員会」。
環境建設委員会が「市民建設委員会」。
議案可決では、半過公園等の指定管理者の指定で、収支の明確化や議案提出時期について附帯意見がついた。
請願の「最低賃金法の改正と中小企業支援の拡充を求める意見書」については不採択。
陳情で庁舎内における職員への政党機関誌の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情は不採択となった。
本会議の最後で吉澤猛副市長が退任であいさつ。
「就任して2年間、副市長を務め、市政伸展のため微力ながら今日まで務めることができたのも議員各位のご支援があればこそで、お礼申し上げる」と語った。