上田市と千曲市で行う広域シェアサイクルの社会実験の「サイクルポート」を3カ所に導入!シェアサイクルの電動アシスト付き自転車の充電に太陽光発電
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充電できる】

上田市と千曲市で行う広域シェアサイクルの社会実験で、シェアサイクルの電動アシスト自転車の充電に太陽光発電を使うサイクルポートを3カ所導入。
うち上田城跡公園前、上田市観光会館のサイクルポートには、舗装型太陽光パネルが設置された。
シェアサイクル用に「舗装型太陽光パネル」を用いるのは日本で初。
環境に配慮した取り組みが8日から順次始まった。
広域シェアサイクル社会実験で、システムの提供は㈱ドコモ・バイクシェア。
運営主体は、㈱ハビタット、㈱日本海コンサルタントなどが担当。
事業主体は、長野県や上田市の協議会など。
昨年から行っている社会実験で、今年はシェアサイクルができるポート数を上田市と千曲市で11ポートずつ、計22ポートと昨年から倍増させた。
電動アシスト付き自転車は45台ずつ、計90台。
期間は、7月1日から12月18日まで。
スマートフォンに専用のアプリをダウンロードして利用するか、窓口発行のカードキーでも利用できる。
上田市での利用は、昨年より大幅に伸びており、先月だけで昨年の利用回数とほほ同じ1000回を超えている。
サイクルポートにある自転車が全て利用されている状態も見かけるようになり、認知度が高まっている。
この取り組みは、先月「プラチナ大賞」で優秀賞を受賞するなど全国的にも評価された。
★今回、太陽光パネルで発電した電力で充電する環境配慮型サイクルポートになったのは
・上田駅お城口水車前(8台分)
・上田市観光会館(6台分)
・千曲市総合観光会館(8台分)。
上田駅と千曲市は、屋根の上に設置する従来型の太陽光パネル。
上田市観光会館は、欧州で設置が増えている路面と同様に設置された舗装型。
トラックが上に乗っても大丈夫なほどの耐久性がある。
上田市観光会館の駐車場に設置したパネルはフランス製。
面積はバスタオルよりやや大きめのサイズで、125Wの発電能力のあるパネルを6枚設置した。
発電した電気は、蓄電池に貯められ、返却された自転車のバッテリーを非接触充電で充電するようにサイクルポートを改良。
自動的に充電される今回のシステムを市販車ベースの自転車に採用したのは、ドコモ・バイクシェアのサービスエリア内で、全国初の事例になった。
まだ一部の導入だが、今回の新設備で、自転車のバッテリー交換業務を軽減できることから、より環境に配慮した交通手段として期待されている。
システムの国内先進事例として、今後実際の運用で使用量、日射量などの分析も行われる。