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上田市の丸子中央小学校と同小PTAが、タイムカプセルの開封式を行う!50年前の児童が収納

テーマ:上田市ニュース

【タイムカプセルに納められていた作文や絵画】

 上田市立丸子中央小学校=吉澤基校長=と、同小PTA=久保山直人会長=は12日、同小昇降口横の「太陽の子」台座内に50年前の児童が収納したタイムカプセルの開封式を行った。
現在は62歳から57歳となった本人が、作文や絵画などと感動の再会を果たした。

 丸子小と東内小が統合して丸子中央小になったことを契機とした1972年11月13日に「太陽の子」がつくらた。
タイムカプセルは当時の児童1132人と職員44人の作文や絵画などを納めたという。

 この日は、当時の児童や職員約50人が開封作業を行った。
取り出した作文や絵画などは体育館に移動。
 参加者は、自分のクラスの作品を開封して机の上などに広げて名前などを確認。
自分の作品と感動の再会を果たすと体育館内に次々と歓声が響いた。

 引き続いて現6年生と開封式を行った。
6年生は当時の歴史や様子を発表。
 最後は、当時6年1組に在籍していた上田市腰越の市川多美子さん(62)が「新しい校舎に入った時はここで一生懸命に勉強するんだという気持ちが心からわき出てきました。ですから皆さんも大切に使って下さい」などと50年後に向けた当時の作文を朗読した。

 作文や絵画などは自分で持ち帰ってもらう。
また、この日に来られなかった人のために12月23日まで空き教室に展示して自由に持ち帰れるようにする。
今の子どもたちに見てほしいという人の作品は、そのまま展示する予定だという。