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猫瓦を保存しようと活動する「りんくる Nekogawala(ねこ瓦を愛する会)」が”ねこ型の花壇作り”を行う!★上田市の塩尻地区の蔵などに猫を模した「猫瓦」が約50枚現存。

テーマ:上田市ニュース

【猫の顔の形に花を植える参加者】

 上田市の塩尻地区の蔵などに猫を模した「猫瓦」が50枚ほど現存する。
 この猫瓦を保存しようと活動する「りんくるNekogawala(ねこ瓦を愛する会)」は、このほど「猫の顔型の花壇作り」を行った。

 同会の山﨑民子会長ほか会員と、上田西高校のDプロジェクトの樋口華部長ほか5人、ベトナムの会社員2人、長大生ら14人が参加した。

 花壇作りをした場所は、江戸末期から明治にかけて蚕種製造を牽引した我が国を代表する地域。
塩尻北国街道から太郎山山系兎峰に残るかつて桑畑だった段々畑。
 所有者の佐藤隆一さんから貸与してもらった約100坪(330㎡)の畑。

 猫の顔の図案や花の苗は、山﨑会長が準備。
 畑に2つの大きな猫の顔が描かれ、参加者は図案を参考にサルビア、ベコニア、ラベンダー、百日草など色とりどりの花の苗をスコップで植えた。

 猫瓦は、蚕種を生産していた農家の門や軒、蔵にネズミから蚕を守るため掲げられた。

 山﨑会長は「この地域に残る桑畑の石垣を見てもらうなど蚕種の郷の文化を多くの人に知ってもらいたい」と話す。

 「西部地域魅力発見 みんなでつくろうデジタルマップ」にも活動をアップしている。同活動は上田市活力あるまちづくり支援金を受けて行った。