長野県が上田保健所管内で「スイセン」を食べたことによる「食中毒」が発生したことを発表。
テーマ:長野県発表ニュース
長野県は23日、上田保健所管内で「スイセン」を食べたことによる食中毒が発生したと発表した。
患者は70歳代女性で、21日に自宅敷地の畑で、混在していたニラとスイセンを採り、翌日夕方にニラ玉にして食べたところ、嘔吐などの症状があり、治療を行った医療機関から上田保健所に通報があった。
スイセンは、ユリ目ヒガンバナ科スイセン属の植物で、有毒成分のヒガンバナアルカロイドが含まれている。
食後30分以内に嘔吐や下痢などを起こす。
葉がニラやノビルに似ており、花が咲いていないと間違えることがあるという。
ニラには特有の臭みがあり、スイセンは臭いがない。
よくわからない場合は「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ことで食中毒を予防。
中毒が疑わる場合は、すぐに医師の診察を受け、食べたものが残っている場合は、受診の際に持参する。