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タウン誌「てくてくうえだ」を作成!今年度は「信州上田学」の一貫として”特別号”を発刊! ★上田市の長野大学企業情報学部の鈴木誠教授のゼミナール。

テーマ:上田市ニュース

【完成した「てくてくうえだ」特別号と発表した学生】

 上田市の長野大学企業情報学部の鈴木誠教授のゼミナールでは、上田の魅力を探究するタウン誌「てくてくうえだ」を作成している。
 今年度は「信州上田学」の一環として”特別号”を発刊した。
 24日に学内で完成発表を行った。

 鈴木ゼミでは地域経済の発展に寄与する「地域マネジメントプログラム」。
上田の事業所や働く人に着目して上田の魅力を探究する方法として、タウン誌「てくてくうえだ」を昨年度まで3回発刊。
 ベーカリーマップの作成や、椀子ワイナリー、小岩井紬工房、御菓子処千野など、さまざまな事業所特集などを行っている。

 今回は、上田市と協働で進める信州上田学の「地域パートナー連携事業」として、信州上田学特別号を作成した。
 2年から4年生37人のゼミ生が「キャリアデザインや職業観、人生について考えるきっかけにする」を目的に、読者層として、キャリアデザインや職業観、人生について考えたい人をターゲットにすることを話し合って決めた。
 地域経済活性化や読み手に上田の魅力を伝えたいという。

 街歩きなどから取材先を決め、7月から10月にインタビューを2回程度行い、記事を作成。
 読者が興味を持てる誌面作りを心がけ、パソコンで専門ソフトを使って学生が編集まで行った。

★今回の特別号で主に掲載したのは
 ・上田駅前の「グルメマップ(紹介10店舗)」。
 ・市役所の仕事も踏まえて「サントミューゼ」で展開する事業や職員、利用者へのインタビュー。
 ・NPOが運営する「上田映劇」の”うえだ子どもシネマクラブ”や支配人が感じる上田の魅力などのインタビュー。
 ・「上田信用金庫」「柳町屋」「古着屋DADA」から、業務内容や上田での仕事の楽しさ。

 3000部作成。
 上田市の公民館や関連商店、まちなかキャンパスうえだなどで配布。読者アンケートも行っており、次期の作成に生かす方針。

 完成発表には、鈴木教授、3年生でゼミ長の多胡大輝さん、副ゼミ長の内田遥さん、鶴田和也さん、岡村秀真さんが出席。全員県外出身者。

 作成した感想では「多くの人に手に取ってもらい上田の魅力を伝えたい」
 「仕事はネガティブなイメージに考えがちだが、仕事でも自分のやりたいことを楽しむ姿を知ることができた」
 「上田の魅力を知り、住みやすい地域だと感じた」などと話した。