「武石のことめた好きになる夢プログラム15選」を発行! 長野大学環境ツーリズム学部の「松下重雄教授のゼミ」 ★上田市武石地域の地域活性化を目指した活動を住民と協働で。
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長野大学環境ツーリズム学部の「松下重雄教授のゼミ」は、今年度、”上田市武石地域の地域活性化を目指した活動”を、武石地域の団体と協働で取り組んだ。
成果として、生活季節暦「ともしびの里暦(こよみ)」と観光や体験関連のアイデアをまとめた「武石のことめた好きになる夢プログラム15選」を発行した。
松下教授のゼミナールから2,3年生11人が参加し、武石ツーリズムチームと武石コミュニティチームに分かれて活動。
武石地域からは、「信州たけしのロマンと魅力を掘り起こし発展させる会(たけしロマンの会)」、「武石風土つなぎ隊」などが協力した。
各チームと地元団体が連携を取りながら、地域イベント企画などを話し合うワークショップ。地域の魅力的なスポットを巡るフィールドワークなどを行い、取り組みを進めた。
「ともしびの里暦」は、武石の自然や食、祭りや行事などを、季節ごとに整理したもの。
サクラやハナモモ、山菜やマツタケ、御柱祭や夏祭りなどを紹介。
あわせて、渓流釣りやトレッキングなど、関連する体験活動もまとめている。
「武石のことめた好きになる夢プログラム15選」は、里山の自然や暮らしをテーマとした。
地域主体の体験型観光やイベントのアイデアをまとめた。
実際に行われている事業ではなく、武石ファン増加に向けた具体的な企画を考案。
武石の石「武石(ぶせき)」探し、野生動物の生態を探るナイトサファリ。
地元飲食と連携した「パン体験」や「そば体験」などを提案している。
ロマンの会によると、武石地域には数々の魅力があるが、地域資源として十分に生かされていない現状があるという。
地域活性化のためには、住民や大学が連携して、地域資源を観光につなげる必要がある。
一方の松下ゼミは来年度以降も、武石地域での活動を継続する方針。考案したアイデアの実現などに取り組み「地域主体のツーリズム体制づくり」につなげる考え。
同ゼミ3年の渡辺栞里さんは「地域に魅力があり、地域の方も意欲的だと感じた。事業を誰がやるか、どう発信するかなどは課題。学生が人をつなぐ役割も果たしながら、地域づくりのお手伝いをしていければ」と話した。