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池波正太郎のエッセイ「青春忘れもの」に印象深く登場する20カ所の場所を取材! ★現在の様子を写真と関連資料で紹介「企画展」(25日まで・上田市の池波正太郎真田太平記館)

テーマ:お知らせ

【生家跡の写真などを並ぶ企画展】
【青春を謳歌した銀座の洋食屋など】

 上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は池波のエッセイ「青春忘れもの」の作中に印象深く登場する東京や愛知、岐阜などの20カ所を取材。
 現在の様子を写真と関連資料で紹介する「企画展」を開いている。
 東京都台東区にある姉妹館の「池波正太郎記念文庫」との連携事業。

 「青春忘れもの」は池波が45歳の時にそれまでの半生をつづった青春記。
1968年1月から12月まで月刊誌「小説新潮」に連載された。
 「錯乱」で直木賞を受賞してから8年後。
同時期に時代小説「鬼平犯科帳」の連載をスタートしている。

 池波は東京の浅草生まれ。
 小学校を卒業すると日本橋兜町の株式仲買店に勤務し、銀座のレストランや芝居、映画に足を運ぶように。
 太平洋戦争で招集されて航空隊の電話交換手を務め、終戦後は都の労務員としてチフス撲滅のためのDDT散布の仕事をしながら芝居の脚本を書いた。
 このころの心情を「只もう一心不乱、無我夢中で仕事に打ち込むことにした」と記述する。

 今展では、生家跡にある記念碑や戦後、体を休めるために訪れた長野県山ノ内町の湯田中温泉の写真などを並べた。

 同館学芸員の竹内美鈴さんは「池波先生の経験が小説の登場人物に昇華されていると感じる。作者の生き方を知ることで作品の面白さをまた違う角度から確かめられる。ファンの方には先生の原点を再認識していただく機会に、作品を読んだことがない人には作家、池波を知るきっかけになれば」と話す。

 2月25日まで。
 開館時間は午前10時から午後6時まで。
 水曜日定休。
 入館料一般400円。
 (電話)0268・28・7100(同館)