上田市の上田市立第五中学校とPTAが「お別れ見学会」を行う。校舎改築に伴う既存校舎の解体を前に。
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上田市の上田市立第五中学校(畠山正幸校長)と、PTA(小林弘典会長)は、校舎改築に伴う既存校舎の解体を前に「お別れ見学会」をこのほど行った。
多くの同窓生らが訪れ、写真を撮るなど懐かしの学舎との別れを惜しんだ。
昭和36年創立の上田五中は、校舎の老朽化が進み、地元の各団体から改築の陳情を繰り返した経過があった。
市の平成31年度当初予算に関連予算が盛り込まれ、昨年度は設計費、今年度はグラウンドに仮設校舎を建設。
新校舎棟の敷地にかかる南側の校舎棟、美術室、音楽室の「第三棟」と、部室棟の解体が1月から始まることから「お別れ見学会」が企画された。
見学会には200人ほどが訪れた。
朝から友人グループや家族で訪れるなど、多くの人が来訪した。
校長室付近にある昔の写真を見て思い出を話し合ったり、バスケットボール部だったというグループが体育館の前で写真を撮るなど、昔を懐かしんでいた。
10年ほど前の同窓生は「ほとんど変わっていない」などと話しながら、記憶にある品物などに「まだあるんだ」と喜んでいた。
宮澤良雄教頭は「久しぶりに学校で会おうという若い人や、年配の人は昔の写真を懐かしく見入ったりして、予想以上に来ていただいた。文化祭の時に写真撮影した場所で、同じように写真を撮ったり、小さな子どもに母親が勉強した教室を見せる様子もあった。企画して良かったと感じている」と話していた。
改築工事は、令和8年度にかけて行われ、現在の第三棟、部室棟、剣道場、体育館を来年6月にかけて解体。
道路に面した第一棟と第二棟などはそのままにし、解体した場所に新校舎棟を令和6年12月ごろまでに建設。
令和7年1月に新校舎へ引っ越しする。
その後、第一棟と第二棟、技術棟、プールを解体。
西棟は改修。
解体した場所に令和7年の夏から令和8年中に体育館とプールを建設するスケジュール。
その後、グラウンド整備も予定している。
改築される校舎棟は、鉄骨造3階建て。
延べ面積約6500㎡。
建物で囲まれた中庭がある設計。
体育館は鉄骨造2階建て、延べ面積約2500㎡。