「上田商工会議所ロビー展」と「まちなか挿絵展」(13日まで・上田市の池波正太郎真田太平記館) 作家、池波正太郎や作品について紹介
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上田市中央3の池波正太郎真田太平記館は作家、池波正太郎(1923~1990)やその作品について紹介する「上田商工会議所ロビー展」と「まちなか挿絵展」を開いている。
池波の生誕100年にあわせて企画。
同館は「池波作品に関心を寄せ、当館に足を運んでいただくきっかけになれば」と期待する。
商工会議所のロビーには、過去に同館で開いた企画展のポスターや書籍などを展示。
池波が1965(昭和40)年にNHK番組の撮影で上田市を訪れて以降、歴史小説「真田太平記」の取材や別所温泉石湯前の石碑の除幕式などで複数回訪れていることなども紹介した。
まちなか挿絵展は、市中心商店街の9店舗の店内などに、三大シリーズとされる「鬼平犯科帳」「仕掛人・藤枝梅安」「剣客商売」の挿絵を物語の解説とともに展示している。
カワイ薬局では、店舗入口の検温器の下に「仕掛人・藤枝梅安―梅安乱れ雲―」について解説するパネルを掲示。
中一弥の挿絵とともに「鍼で人を助け針で人を暗殺する、善と悪の狭間を生きる主人公・藤枝梅安のイメージは、ジャズを聴いているうちにふと浮かんだ」というエピソードなども記している。
展示はいずれも13日まで。
問い合わせ(電話)0268・28・7100(池波正太郎真田太平記館)