上田市の別所温泉街の倉澤家「蚕室」を文化財に! ☆寄付呼びかけ
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上田市の別所温泉街の突き当たりの高台にひときわ目を引く建物がある。
それは倉澤運平氏が大正5年に建築した蚕室。
昨年、所有者が死亡したことから売却されようとしていた。
蚕室は長野県を代表する蚕種製造業の遺産。
「養蚕業最盛期の象徴である歴史的建造物がもしかすると取り壊されてしまうのでは」と地元の人たちは懸念。
「何とかしたい」と上越教育大の下里俊行教授、安楽寺の若林恭英東堂、別所温泉の歴史を学ぶ会の事務局を担う増澤孝徳さんらが中心となって株式会社里山教育機構を立ち上げた。
代表取締役に若林東堂が就任し、同社で蚕室を買収。
今後「国の有形文化財を目指す」方針。
なお同社では、建物を維持するための資金として寄付を呼びかけている。
寄付者には寄付「金額(10000円から)」に応じて「寄付者一覧パネルに芳名記載」や「大正ロマン風のコスプレ自撮り撮影体験」などの見学会。「文化体験プログラムを利用できる権利」を会員権として提供する。
また、蚕室2階展望スペースで「ランチ付き見学会」なども企画。
演劇、展覧会、コンサートなどレンタルの使用も可能。
(電話)080・3559・4980(古田さん)
寄付金は、預かりや銀行振り込み。
振込先/八十二銀行塩田支店、店番号319、普通預金365733。
名義は里山教育機構(株)
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〈倉澤家の蚕室〉
倉澤運平氏(1866~1934)の蚕室は、大正5年に建てられた。
室温を調整する仕組みを備えているため年に複数回、蚕の孵化(ふか)に成功。 蚕種産業を大きく前進させた。
地域に蚕種製造や養蚕の先進的な技術を普及し、別所温泉地域での養蚕業の振興に貢献。
その結果得られた富により、別所温泉や上田の反映がもたらされた。
母屋裏の土蔵には江戸時代からの倉澤家の家政や地域の養蚕の様子を伝える古文書も約2000点残されている。



