写真展「Timor Lorosae(ティモール・ロロサエ)」(30日まで・上田市のアリオ上田)
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上田市別所温泉の写真家、直井保彦さん(49)は東南アジアの島国、東ティモールで撮影した写真展「Timor Lorosae(ティモール・ロロサエ)」を、同市天神3、アリオ上田1階のオレンジエレベーター前で開いている。
東ティモールは400年に及ぶポルトガル支配を経て1975年に独立宣言したが、その直後にインドネシアの軍事侵攻が始まり、人口の3分の1、約20万人が殺害された。
直井さんは東ティーモールが独立を達成し、2002年5月20日に国連が主催した祝賀祭に参加して強烈な体験をした。
インドネシアの実効支配下では自分たちの言葉を話すことも歌うこともできなかった人たちが歌い、踊り狂う姿があり「我を忘れてシャッターを切った。カメラと目は一体となり瞬きのように写真を撮った」という。
大地を踏みしめて踊る男性や顔に深いしわを刻んだ老人など02年、03年、05年に撮影した21点を並べた。
なかには直井さんが「自分の子どものころにそっくり」という少年の写真もあり「ぼくが何も知らずに生きていた時にこの子は悲しい思いをしていた。ぼくらの税金が軍事侵攻を助け続けていたことを考えると関係が0と言うことはなく、実は全てがつながっているんだと考えるようになった」。
直井さんは「(写真を見て)生きていることをリアルに感じ、きょうも頑張ろうと思ってもらえればうれしい。特に子どもたちには本当に好きなこと、自分の心が喜ぶ仕事をしてほしい」と話す。
写真展は30日まで。
18年ぶりに現地を訪れて撮影した写真も並べている。
問い合わせは(電話)0268・71・5041(アイ写真工房)



