「上田城って誰の城?」秋季企画展「上田城と城主たち」(11月10日・上田市立博物館)☆「展示解説」26日と10月17日 ☆記念講演会」は10月31日
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上田市二の丸の市立博物館は「大阪城・上田城友好城郭提携20年」と「上田城復興400年」を記念した秋季企画展「上田城と城主たち」を開いている。
同展のサブタイトルは「上田城って誰の城?」。
上田城は天正11(1583)年に真田氏が築城し、徳川の破却を経て仙石氏が復興し松平氏が160年余にわたって守り続けた。
明治維新以後は廃城となって民間に払い下げられたが市民の熱意で南北櫓が移築復元されるなどして現在の姿に。
同館は「上田城は多くの人が気持ちをつなげてきて現在の姿がある。いま改めて城の歴史と価値を見つめ直し、未来へと歩を進める機運を高めたい」と広く来場を呼びかける。
真田氏、仙石氏、松平氏、それぞれの時代の甲冑や絵図、書状など約150点を一堂に展示。
上田城を復興した仙石忠政と父、秀久の活躍を描いた「仙石武功絵巻 両祖出陣の図」(弘化年間)や松平氏最初の上田藩主、松平忠周所用の「紺糸縅白熊毛当世具足」(江戸時代中期)など見応えのある史料が並ぶ。
仙石氏時代の「上田城構之図写」(元禄年間、幕末写)の本丸には「御天守跡」が四角で囲われて描かれており「かつて上田城に天守があったことを仙石氏が把握していた可能性が考えられる」という。
また、上田城跡払い下げの区割りが示された「上田城跡絵図」は陸軍が設置した施設を示す四角の枠が表現されていることや本丸の櫓・櫓門が全て描かれていることから明治6年から払い下げの手続きが完了する8年ころまでの制作と考えられるといい、市櫓復元推進室長の和根崎剛さんは「櫓の写真が見つからない状況で、櫓の復元を目指す私たちに貴重な情報を与えてくれる」とする。
同館の山嵜敦子館長は「上田城の歴史をたどり、どのような経過でいまここにあるのかを感じ取っていただきたい」と話す。
学芸員の「展示解説」は9月26日と10月17日の午後1時半から。
「記念講演会」は10月31日、午後2時から上田市西部公民館。
小諸市教育委員会文化財・生涯学習課文化財係長の高橋陽一さんが「小諸時代の仙石氏」、上田市櫓復元推進室長の和根崎剛さんが「仙石忠政の上田城復興-発掘調査の成果から見る築城覚書-」と題して講演。
定員50人。
要予約。
企画展は11月10日まで。
開館時間は午前9時から午後5時。
水曜日休館。
入館料一般300円。
(電話)0268・22・1274(同館)